2006年4月14日 (金)

白夜行のDVDの特典がすごいらしい

http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/

プロデューサー日記の4/11分と4/12分に注目です。
個人的には、「予告編」集が楽しみです。何度次回予告に騙されたことか(笑・もちろんいい意味で)

冬は白夜行にあまりにもディープにはまりすぎて大変でしたが、春の新ドラマもぼちぼち始まりましたね。
とりあえず「ブスの瞳に恋してる」と「弁護士のくず」を見ました。
個人的にはどっちもおもしろかったので、来週も見ようかな。必ず見る!というほどでもないけど。

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2006年3月26日 (日)

白夜行・まとめ

最終回の感想を一気に書き上げて、そのうちなんか書こうかな、と思ったけど、書きたいことはほとんど書いてしまったような気もするし、全然書けていない気もするし。なので無造作に書きなぐります。

最終回のつっこみ忘れ:雪穂はタグ打ち派? 私とおんなじだ。(だからなんだ)

結局のところ、ドラマ白夜行って相当ひねくれた「ラピュタ」って感じ?
ラピュタ、と具体的な作品名を出すのは気がひけるのだけど、いわゆる「少年がわけあり少女と出会い、少女のために強くなろうと決意する」話。ボーイミーツガールもの、少年の成長物語。
ただ、亮司と雪穂は、その「強くなろうと決意する」方向が違ってしまった。笹垣も最初はムスカ的だったし(心情的にね)
だからこそ、最初の事件を1話めにもってきたんだろうなあ、という気がします。

ちなみに、私は意外と典子の子供はアリだとおもってる派。
最初は「それって…」ともやもやしちゃったし、安易だという批判もわかるけど、でも、ラストで雪穂と子供(あれって亮司の子供ですよね)が手を繋いで、雪穂のうなだれる後ろ姿に、言い様のない救いのなさと、わずかな光を見た思いです。(ちなみに「砂の城」的な展開を期待しているわけではない)

あと、内容以外の感想について。


最初、ドラマになると聞いたときは「絶対むりむりむり」と思いました。上手く言えないのだけど、あの薄暗さというか底の知れなさが、映像になったら陳腐になるんじゃないかなあ、と。でも、架空都市・布施の雰囲気はかなり好みでした。あのくすみっぷりがたまらん。

役者陣。最初、「濃い、濃ゆいよ!」と思いましたもん。(特に山田・渡部・武田)だけど、ある意味現実離れした感のある脚本を、リアリティをもたせ、説得力のあるドラマにしたのは、やっぱり役者の力だなあ、なんて、素人目だけど思ってみる。久々に役者の仕事を堪能できた! って感じ。
そして、ドラマ外でも役者のプライベートでいろいろあったなあ。特に、亮司が典子との間に子供をもうけていたのと、実際に山田くんがある女性との間に子供がいた、なんて繋がりに「ちょっと、いいの?!」なんて。ドラマと役者のプライベートは関係ない、と思っていたとしても、かなり強烈だったよ。まあ、実際のところ、最初から決まってたのかもしれないし、実は後付け設定だったとしても、本当によくやったよ…やまだは(そりゃ、笑いたくもなるよね)(流石、彼はSキャラだと思う。亮司はMだが)

そんなやまだくんですが、今回の亮司役はかなり好きですよ私。
セカチューのときはうまいけど、ちょっと演技濃ゆすぎ、とか思うときもあったけど(でもドラマセカチューには合ってたと思う)、今回はうまく言えないけど、一皮剥けたっていうか、そんな感じ。
台詞のない表情だけのシーンが、とても印象的でした。
1話ラスト、5話ラスト、9話ラスト、10話ラスト、最終回の飛び下り直前の表情…この5つかな? 順不同で印象的なシーンは。
はるかちゃんは、もっと大変だっただろうな、と思うよ。決まったときからありえない、とか言われてたみたいだし、1話の福田まゆこちゃんが「これぞ雪穂!」な演技を見せて更にハードルあがって、最初は「やっぱきついか?」と思うときもあったけど、やっぱり5話の「騙されるほうがバカなのよ」あたりから、キタね。あ、あと3話で亮司の部屋に無言で入ってくるところとか、高宮を騙すところとかなんて、個人的には「完璧じゃん」なんて思いました。
2人とも、それぞれ次回作が楽しみです。(はるかちゃんはこれからも活躍しそうだが、やまだくんはよくわかんないですよね。個人的には悪役とかヒモ役とか、ダメ男をきわめてほしいけど)

あとは、やはり金八こと、武田鉄矢ですね。
私は実は、ちゃんと金八先生を見たことがないのだけど(たまに再放送とかは見てたような気もするけど)、そんな私ですら、武田鉄矢は金八、というイメージが強烈だったのに。
今回の笹垣は、最初の無気味さといい(まさにmonsterのルンゲ警部のようだ)、中盤の古賀殉職に対する怒りといい、終盤のある種「父親」的な雰囲気といい、恐ろしいまでの不死身っぷりといい(笑)、きんぱち先生と同じ人とは思えないなあ。(里見八犬伝の悪役っぷりも記憶に新しい)
助演男優賞は武田鉄矢に決定です。(でも、ドラマの賞って「テレビジョン」のやつしか知らないなあ。しかも私はめんどくさいのでハガキ出さないし)

でも、最後にひとつだけ言わせてくれ。
「続編」ってな ん の こ と?
(DVDの最終話に、続編につながるっぽいオリジナルエンディング?があるらしいです)このドラマはあれで完結したんだから、いいじゃんよー。
放映時にカットされた部分、とかは別にいいんですけど(そういうのを探すのが好きです)、続編っぽいものは、なんだかなあ、という気がします。
単純に、まだ「幻夜」を読んでないのもあるんですけどね(文庫になったら読もうと思っている)

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2006年3月24日 (金)

白夜行を見た(とりあえずの最終話)

1時間は短すぎるよ。
まあ、先週と同じように最初は「何この総集編パート2」とか、「何この亮ちゃんのリアリティあふれる身の上話(私もドSなので、ここまでやってくれるといっそ清々しいというか…言い方は悪いけど)」とか思ってたのですが、1話の時のみ流れたあのエンディングを見て、言い様のない気持ちになった。
あの時は、「なにこのセカチューぶり」とか思ったんだけど…今、見ると、ただ、ただ哀しい。
ちょうど、はじめて原作を読んだときの感覚を思い出した。
あのとき「これで終わり? えっ?」と思って最終章をもう一度読み直したのですが、今回も最終回をもう一度見直した…。

・歩道橋での笹垣と亮司のシーンを見て、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。地獄に堕ちた極悪人カンダタ、だけど生前に一度だけやった善行(小さなアリを助けた)を知っている仏陀が、細い蜘蛛の糸をたらしてカンダタを地獄から救い出そう、とする話。
笹垣が、今まで亮司が犯した罪をひとつづつあげ、最後に「2004年12月、笹垣潤三殺人未遂、および救助」「2005年、栗原典子に一子誕生」笹垣が垂らした、蜘蛛の糸。「子供に十三階段昇る後ろ姿を見せろ」「おまえはたったひとりを幸せにしようとしてきたんだ」と。
だけど、亮司はその糸を拒んだ。
「お返し」と言いながら、笹垣の手に握られていた「父親殺しのハサミ」を自らの腹にさし、自ら身を投げた。10話の感想の最後のほうで、書いたことなんですけど…あのハサミは父親殺しの象徴だ、と。最後の父親殺しは、自分だったんですね。
「お返し」って、どういう意味だったんだろう…。まだ、今の段階では私には理解できません。

・「嘘に嘘を重ねる人生」…亮司を失った後、庭に埋められていた松浦の件で取り調べを受ける雪穂。そこで彼女は自分と亮司の関係を、はじめて明かします。「桐原亮司は、私の初恋でした」…嘘をつくのに一番効果的なのは、真実を少し織りまぜること。そうやって、何が本当で何が嘘なのか、わからなくなってしまった物語を作り上げてしまった。
たったひとり、R&Y2号店で座り込む雪穂。
あの日、建築中のビルの中にたたずんでいたときのように、あのダクトから、亮司が来ることを待ち望みながら。
だが、亮司は2度と雪穂の前には現れない。
そうして、あんなに待ち望んでいたはずの「時効の日」がやってきた。だけど、もはや雪穂には一緒に手を繋ぎたかった亮司も、守るべきタラの大地も、何も残されていなかった。
亮司が死ぬまでずっと抜け殻だったように、雪穂も抜け殻になりながら、それでも生き続けるっていうのは、どういうことなのかな。
「わたしには太陽なんかなかった、いつも夜。それでも太陽にかわるものがあったから」
そして、ラスト。
太陽の下、小さな子供の手をにぎる雪穂。表情はわからないけれど、私にはなぜか、あの口元だけが微笑みを浮かべているように思えた。いや…決して「砂の城(一条ゆかりのマンガで、以前、昼ドラにもなった話。かつて愛し合った2人は引き裂かれ、男と別の女との間に生まれた子供とヒロインがやがて愛し合う…ていう内容)」を思い出したわけではない。たぶん。

以前に書いた「私的白夜行の読み方」という記事。亮司は雪穂に喰い尽くされ…と、その記事で書いたのだけど、宿主を失って抜け殻になった雪穂は、それでも生きなければならない、と喰い尽くし、己の一部となった亮司に言われてるんだな。きっと。ある種、究極の共生だなあ。

また、最終回や白夜行自体について思うことを書くつもりです。
とりあえず、DVDの予約をしないと忘れてしまう。
あと、早く写真集来ないかな。

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2006年3月23日 (木)

白夜行・最終回前妄想(3)

とりあえず、テレビでやってる最終回予告を偶然見ました。
「俺は、あいつの太陽だから」だったかな? 亮司のこのナレーションは今まで聞いたことのない声のトーンだ。
「あいつ」=雪穂だと思うのだけど、今までずっと「あなた」だったのになあ、と思うと気になって仕方ありません。

で、今回の妄想は雪穂のこと。
最終回がまだだけど今思ってることを書く。見終わったらすっかり変わってるかもしれないし、「やっぱりそうだったか」と思うかもしれないので。


雪穂の亮司に対する思いは結局なんなのか? 利用してるだけなのか? というのは、白夜行の最大の謎なのだけど、このドラマの雪穂に関して言えば、

雪穂の世界は、自分と亮司だけしかいない閉じた世界

ということかな。
5話の感想で私は雪穂のことを「他人のことなんてどうでもよくて、自分の我侭を通すだけの子供。雪穂は結局「女」にすらなれないのかも知れない。女にすらなれないのなら、悪女なんて、到底無理」なんて書いたんだよな。
悪女なんて到底無理、というのは今でも思っている。
別れた後、高宮誠に「哀れに思えてきた」なんて言われてるじゃないか。本当の悪女なら、そんなふうに哀れに思われることもないと思うんだ。たとえ騙されていたとしても、あいつに騙されるなら本望だ、と思わせるのが本物の悪女だと思ってます、私は(笑)

そして、「やっぱり雪穂は我侭を通すだけの子供」なんだなあ、と強く思ったのが10話。
「あと2年で時効なんだよ」「雪穂はね、でも俺は」
このシーンで、雪穂は結局、亮司がしてきたことの意味を何にもわかっちゃいなかったんだな、と。笹垣がいうように「人陥れる知恵があっても、他人の人生を想像できない」んだなあ。まあ、これは雪穂だけではなくて、亮司もだけど。
そういえば7話で、亮司と雪穂は同じことをお互いに言いますよね。
「リョウの幸せが、わたしの免罪符なんだよ」
だからやったことを正当化しまくって生きていこう、と。雪穂の「免罪符」は、完全に自分のためだなあ、と思う。
この2人の違いは、会えなかった7年間もかなり影響あるとは思うのだけど、やはり、亮司はリアルに人の死を感じていたのに対し、雪穂はそうじゃなかった、というのも大きい気がする。
手を汚すのは、全部亮司。
でも、本当に被害者を陥れたかったのは、雪穂。最初の事件からずっと。
亮司が何かをしてくれるのが当たり前だ、と思ってしまったのかもなあ。
また、亮司もわかってるくせに(5話ラスト)雪穂の思惑どおりに動くんだよね。本当、5話の亮司のナレーションじゃないけど、子供みたいな我侭っぷりですよ。

とりあえず、ここまで。
もう、どんな結末でもどんと来い、という気分です。

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2006年3月22日 (水)

白夜行・最終回前妄想(2)

そういえば、最近、別のテレビ番組でも白夜行のサントラが使われているみたいですね。
思わず「笹垣…!」とか身構えてしまいましたよ(だって「本当は怖い家庭の医学」で何度も流れるんだもん)

最終回前妄想(2)というタイトルにしましたが、とりあえず私が勝手に思ってる亮司像でも好き勝手に書いてみました。

長くなった。


原作を読んだときから、雪穂の気持ちはさっぱり見えないけれど、亮司の人間的な部分(友彦や典子に対する接し方とか、おそらく最終話にあるであろう「切り絵」とか)に、とても惹かれていました。
ドラマの方の亮ちゃんてば、当初(2、3話の頃)は「原作の亮司はこんなヘタレじゃないしこんなに泣かない!」とか言われてたけど、私は結構すきだった。そこから、どんどん壊れていくであろう亮司を予感していたから。しかし、今思えば酷いよな…なにが「ダーク亮司発動」なんだか…ひどいよ私。
なのに10話の亮司ってば…なんていうか「悟りの境地」に近いものを感じる。少なくとも自分の命に対する執着は感じられない。

「俺は俺なりにあなたを明るい方へ連れだそうとした
でもそうすればそうするほどあなたを閉じ込めてしまったね
ごめんな・・・雪穂・・・・
他の愛し方なんて知らなかったんだ 」

亮司の母、弥生子もまた

「あの子はまだダクトの中にいる
押し込めたのは私
そういう人生しかあげられなくて、ごめん」

と同じことを言ってるのが、あまりにも辛すぎる。他の愛し方を知らない母と子。

亮司って1話でタイムマシンがあったら過去に行く、と言ってるように、ずっと「あのとき●●じゃなければ」「●●がなければ」と過去を悔やんで生きてきたんだろうなあ。

あんたが来てからうち、おかしくなったんだよ、親も、俺も(6話)
俺は雪穂と出会ったことを後悔し始めていた。 もし、雪穂と出会わなければ、 俺は人殺しになんかならなかった。 (1話)
「昔のアリバイをネタに、松浦って人に売春を強要されているっていう解釈でいいのかな? 」(3話)

そうやって、言い方は悪いけど自分のしたことを何かのせいにして逃げてきた人生。まあ、そういう性格だから雪穂に罪悪感を逆手にとった脅迫とかされちゃうわけで。
「●●のせいでこうなった」を能動的な言い方にすると「●●のためにこうした」と言い換えることができると思うのだけど、それが

雪穂の幸せは俺の免罪符だから(7話)

という言葉なんだろうね。
同じことを雪穂は7話で言ってるけど、雪穂の「免罪符」はまた別で、それはまた別の記事をたてて書くつもりです。
もし亮ちゃんが女に生まれてたらなんとなく、奈美江や典子みたいなタイプ(この2人も性格は結構違うんだけど)でないかな。相手に情を抱いてしまうのも似てる。奈美江は犯罪だとわかっていながら榎本に不正送金するし、典子は不倫相手に300万貸したり青酸カリを持ち出したり…。
ある意味、他人のために生きることに喜びを見いだすタイプっていうか、おひとよしっていうか、ダメ男や「バカ女」にひっかかるタイプっていうか。
結局、亮司は自分のためになにかしたことがあったんだろうか? と思わなくもない。

そういえば、この前から気になっていることがあります。
亮司は笹垣殺して俺もいなくなる、ということで笹垣殺害計画を実行に移すわけですけども(最終的には自ら襲いかかることになったが…)、これって、11歳の雪穂が母親を無理心中を図ったときと同じだということに、亮司は気付いてんのか。
あのときの雪穂は、

「■くんへ。
いつか、この手紙見るかな。
そう信じて、書くよ。
何があっても、多分■くんが思っている通りです。
後悔なんて全然してないけど、
本当は、私自身も一緒にいなくなるつもりだった。
私と■くんをつなぐものは、
とにかく全部消えてしまったほうがいいと思ったから。
だけど・・・肝心の私だけは残ってしまった。ごめん。
どうも私は 神様にに嫌われているみたい。
死んだら全部終わるなって、心のどこかにあったズルを
見逃してもらえなかったみたい。
だけど、こうなったらどこまでも生きてやろうと思います。
親を殺してまで、手に入れた人生だから。 」

というふうに、生き残ってしまったけれども、亮司は…。
彼の今の状態を見てると、もう痛々しくて見てられないのだけど、やっぱりどこかで「死ねば楽になれる」と思ってるんだろうなあ、とは思う。でも、それを「逃げだ、卑怯だ」とは言えない…。

正直、罪を償う、ということがどういうことなのかよくわからなくなってきた。
亮司がしてきたことも、雪穂への贖罪、とも言えるし。
いわゆる「刑事罰」は起訴されなければだめだし、「民事罰」だって、慰謝料を払うとか謝罪広告を出す、とか目に見える形の方法でしかないし。
かつて、谷口真文が亮司にいい、亮司が「幽霊からの伝言」としてBBSに書き残した、

「本当の罰は心と記憶に下されると伝えてください。
飲み込んだ罰は魂を蝕み、やがて、その身体さえ
命さえ食い尽くす」

この言葉が重い。

<追記>
亮ちゃん絡みで印象に残ってるシーンを無造作にあげてみる。
・当初はあまり思い入れのなかったオープニングの2005年12月25日のシーン。今見ると「行って」だけで泣ける
・1話の子供時代、雪穂とのやりとり「チャゲ的な悲しみには興味ないか」
・1話ラストの笹垣とのシーン
・2話の屋上で昇る朝日を見つめるシーン
・3話、「自分の死ぬ船」を見つめてる亮ちゃんと松浦
・4話の雪穂のストーカーぶり(雪穂が篠塚に気持ちが揺らいでると気付いた瞬間がすごいよ)
・やはり5話ラストの「騙される方が馬鹿なのよ」→雪穂に観葉植物を投げ付けたときの表情、は外せない。
・6話の友彦との銭湯シーン(笑)
・松浦との絡みすべて(ある意味、雪穂とのシーン以上にSMっぽい)
・7話で屋上から足をぶらぶらさせてるところ
・8話のR&Y開店を見てる後ろ姿
・9話「さむくない?」といい、ああやって年上女をたぶらかしおって、とか思わずにはいられない…
・「正しいことなんて言われなくてもわかってるんです」
・10話ラスト(笹垣ノートを見て涙がこぼれるところからの一連の流れ。笹垣に襲いかかるところがかなりいいです)

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2006年3月18日 (土)

白夜行・最終回前妄想(1)

16日にファイナルファンタジー12を買ったのにも関わらず、白夜行の最終回が終わるまで、プレイする気がおきない…(笑)

あと1回しかないので、今のうちに妄想をいろいろと書いておきます。
今回の妄想は、
「1話オープニングで、雪穂のしてた指輪は誰の手によるものか?」

先々週くらいまでは、あの指輪は亮司が雪穂にあげたものだと思ってました。
(3話ラストで、亮司のナレーションで「悪趣味なほど大きな宝石をあげたい」?みたいなことを言っていたので)
しかし、8話以降「いつ死んでもいいと思った」とか「あなたの人生に邪魔な存在がいるとすれば、あいつと俺」とか思っている亮司が、雪穂に何かを残すとはあまり思えない。まあ、2人の繋がりをしめすものはかなり残ってはいるんですけど。(サボテンの下に埋まってる人とか)

で、次に思ったのは、あれは雪穂が自分でつくったもの。
おそらくこれが一番可能性があると思うのですけど。あの日、亮司からもらった太陽を、左の薬指にはめて、亮司を待つ。
でも亮司に「雪穂は時効を迎えられるけど、俺は違う」と言われて、昔から言ってきた「リョウと一緒に太陽の下、歩くんだよ」という夢が壊れてしまった。「何の役にもたたなかった」と、泣き出すほどに。(あのシーンは、母親のことではなく亮司のことを言っているのだと感じました。この前の記事にも書きましたが)
そして、雪穂は亮司が死ぬつもりだということがわかっているので、「リョウを待つ」という選択肢はこの段階で消えてしまったと思うのです。だから、かわりに指輪をつくった。…なんか微妙にひっかかりを感じる…(妄想なのに)

最後に、実はあれは篠塚が雪穂にプレゼントしたもの、という妄想をぶちあげてみる。
礼子の葬式からの帰り道、篠塚は笹垣に「店の経営に協力すれば、なにか出てくるかもしれない」と自分の作戦を電話で話します。
だけど、もう篠塚は雪穂にあまりかかわる必要がないんじゃないだろうか。なのに、わざわざパトロンになる、とまで言うのは何故。
雪穂に「俺たちは似た者どうしだ そう思ったことはないか? スカーレット?」という書き置きまで残して。
私は実は「風とともに去りぬ」はあらすじでしか知らないのでアホなことを書いてるかもしれませんが、実は篠塚って雪穂のために(本人は意識していないとは思うが)レット・バトラーになるつもりなんじゃ…!? 目的がどうであれ、世間的では「篠塚一成は唐沢雪穂のパトロンになった」ととられてしまうわけで。
でもそうなると…、篠塚は雪穂にプロポーズすんのか? その過程であの指輪がでてくるのか?(店のマークをデザインした、という感じで)
そうしたら、雪穂(スカーレット)が本当に愛していたのは、やっぱり…という話になってしまうな。
亮司はレット・バトラーに成り損ねてしまったのか…。
なんでこんなことを思ったかというと、ドラマの笹垣は、原作の今枝の役割をかねているので、もしかしたら篠塚一成は、原作での雪穂の二番目の夫・篠塚康晴もかねているのかなあ…? と。それに、10話の雪穂を見ると、亮司亡き後のことも考えてるような気がしてならない(これも前に書いたが)。当然、その構想の中には篠塚一成が入っているわけですよ。

まあ、妄想ですけどね。

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2006年3月17日 (金)

白夜行(とりあえず10話)

なんか最初、見てたときは「なにこの総集編」とか思ったんですけど…いつものように、見終わったあとにお風呂に入りながら内容を反芻していたら、一気に鬱が来た。

とりあえずの鬱ポイント
1:先週の「そのザマか」の続き。2人して救われない、という礼子さんの最期
2:「あと2年で時効なんだよ」という雪穂と、実はそうじゃない亮司の決別(「好きだったよ」という過去形が気になる)
3:掲示板の書き込みを見た弥生子の様子
4:「俺の遺伝子なんか残すなってことじゃない、ろくでもないから」と言ったにも関わらず、どうやら自分の遺伝子を残してしまったかもしれない亮司
5:「愛し方がわからない」「私はなんの役にもたたなかった」という雪穂。この台詞で思ったのだけど、雪穂の考える愛し方というのは結局、なにか対価を必要としなければならない、と思ってるんだろう。亮司と太陽の下を歩くために売春結婚→離婚して、太陽の下に戻してあげたのに、リョウはもう一緒に歩くことをあきらめてる、だから私はリョウにとって何の役にもたたなかったんだ、ということだろうか。でも、子供時代の回想シーンの意味がよくわかんない…けど、あんな最低な母親にも愛されたかったんだろうか。きっとそうなんだろうな…。
6:「あの子はまだダクトの中にいる 押し込めたのは私」という弥生子の遺言(亮司も雪穂に対して同じことを思ってるんだよな)
7:「私が気付いてやれればよかった」という谷口真文に対し、「あの2人に同情することなんかない」と言い切った笹垣(はじめて笹垣に同調できたよ)(でも谷口真文の言うことにだって一理あるし…)
8:篠塚まで同じ穴のムジナになってしまうのか…!
9:笹垣ノートを見て青酸カリでなくて自分の手で殺ることにした亮司(あのラストの部屋のシーンは久々にゾクゾクきた、っていうか毎週ゾクゾクしてるんだけどさ)

どうせだから今のうちに書いておきます。
予告で雪穂が「死刑台まで歩いていく」みたいなこと言ってるけど、そう簡単に罪を認めるんだろうか…。今週の雪穂と篠塚のやりとりを見てると、亮司死後の人生設計まで視野にいれてる感もあるんだよなあ。あと話には関係ないけど、喪服姿の綾瀬はるかに萌えた(我が人生はどこへ行くつもりなんだ…!)

でもって、4について。
なんか以前、亮ちゃんてば薄幸の年上女に好かれるタイプなのか? と書いたけど、実は亮司の本来の好みが薄幸の女なのかも知れぬ。好きだった女は雪穂ぐらいだし(過去形になってしまってるのがまたなんとも)。
笹垣殺して俺も死ねばいいんだ(すでに雪穂と同じ太陽の下を歩くことなんかできない)、という気持ちの亮司にとって、典子に「幽霊は男に見つかって本当は嬉しかったんじゃない? だから殺す必要はないよ」と言われたときに、自分の心の枷がはずれたんだろうなあ。もしかしたら、亮司はこういうふうに、ただ自分の存在を受入れてほしかっただけなのかもしれない。
死んだ女の中に良心を捨て、好きな女には何もできなかった、幽霊のような男をはじめて受入れてくれた同じ幽霊だった女。その2人の行為が「むさぼりあう」みたいな、本能的な感じだったのがなんとも言えんなあ。というか、亮司が女を求めたのがこれが初めてなんじゃないか。雪穂のときは、「なんとかしてよ」の結果だから…。(しかもなにもできなかった)
で、もしこれで典子に亮司の子供ができてたとしたら、ある意味、亮司と雪穂にとっての強烈な罰かな、という気もする。2人でいても、何も生み出せない。
でも典子の立場にたってみれば、一時でも愛した男の子供だしなあ…(なんか書いてて複雑な気持ちになってきました。)

<ここから先を追記しました>

で、ラストで亮司が笹垣の記したノートを見て「血と肉にまみれて殺したい」と、青酸カリでの殺害をやめるところ。
亮司にとって、あのハサミは父親殺しの象徴なんだなあ。
実の父、松浦、そして幽霊の自分をずっと追いかけてきた笹垣。そうやって、死んでいく父親たちを感じていた。で、亮司は笹垣殺して自分も死ぬつもりだけど、やっぱりあのハサミで死ぬ気だったのか。

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2006年3月14日 (火)

白夜行で白昼夢

タイトルつまんね。

あまりにも9話が重すぎていまだに持て余しているのですが、いつまでも鬱鬱してるのも胃と腸に悪いので妄想で乗り切ることにしました。

ここから先は妄想文ですよ。


14年前、1991年に亮司はどぶ川にたたずむ雪穂を見つける。
ここでは、

・亮司の父親はロリコンではない
・雪穂んちは貧乏だが、娘を売るような外道な母ではない
・松浦は前科もちじゃない
・亮司の母親は松浦と浮気しない

…だめだ、この段階ですでにあの2人が出会うような気がしない。もはや別世界だが、まあ白昼夢だからいいよ。
どぶ川でたたずむ雪穂のなにかを感じる亮司。しかし、その場で声はかけられない。
あくる日、亮司はいつもの図書館へ百科事典を返しにくると、奥の席で、あのどぶ川の少女を見つける。
(ここから先はほぼドラマと同じなので省略)
2人はほほえましい付き合いを続けるが、やはり微妙な価値観の相違(タイムマシーンとか)とか、微妙な年頃だったりして、別々の中学に入学する頃には疎遠になってしまう。ありがちすぎる。
理系が得意だった亮司は、そのまま理工系の大学へすすむ。秋吉主任じゃなくって本物の桐原主任として若くしてSEになりますよ。
で、風と共に去りぬを原書で読みたかった雪穂は英文科にいって、やっぱりブティック経営の道を選ぶ。R&YのRは本当に「りょうこ」のR(太陽の切り絵はないからちょっと寂しい)。
たがいに、初恋の相手のことはたまに「どうしてるかなあ」くらいには思うけど、そのままずっと他人として生きていた。
2005年12月までは。

2005年12月。
交差点で信号待ちをしている亮司は、向こう側にひとりの女性を見つける。
(あの1話ラストの笹垣を雪穂に置き換えてみる)
(流石に睨み入ったりBGMがアレだったりはしないよ)
どこかで見たことがある気がする。でも…まさか?
気になりながらも交差点の真ん中ですれ違う2人。
渡りきって振り返る亮司、そのまま歩いていく女性を見て「違うか…」と内心落胆しつつ歩く。
だが、その女性もまた、亮司が歩いていく姿に「今のは…?」と振り返るのであった。

で、この偶然の(ドラマ的にはありがち)再会からはじまる恋物語。…もはやこの2人である必然性がない(笑)

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2006年3月12日 (日)

白夜行を見た(9話)簡潔に

※壮絶すぎて何から書いていいかわからず、簡潔バージョンです。

今回は、唐沢礼子の最期の言葉と、桐原弥生子が谷口真文にすがりつくシーンにつきる。
「2人して、そのザマか。哀れやな」
「いい子だったでしょ、私があの子を殺したんです」
そして、人というのはあそこまで残酷になれるものなのか。
「あんたの帰る場所はちゃんとある」といった義母を11歳のときと同じように殺そうとした雪穂。「2度目は駄目だよ」雪穂の2度目の母親殺しを止めにきた、実行犯の亮司。
「正しいことなんて、言われなくてもわかってるんです」
このときの黒尽くめ亮司の底知れなさ、これが、あの2話・3話めの頃のヘタレりょうちゃんと呼ばれていた人と同じ人間なんだろうか。

「2人して、そのザマか。哀れやな」
まさに、今の私の心境です。そこには同情する気持ちも断罪する気持ちもない。
ただ、画面のこちらがわで2人の行き着く先を見ることしかできない。
逃げ出して太陽の下に戻れるものなら戻りたいのだが、この白夜行の世界にとどまって、救いのない道を見届けたいと思う。
結局は己の選んだ道なんだよな。画面の向こうの人たち(登場人物)も、画面のこちらの人たち(視聴者)も。

栗原典子絡みのシーンも見るのが辛かったなあ。
ていうか、他の人と一緒には絶対に見れないよ(笑)「手でも口でも汚してあげるよ」とか。

あと、どうしても書きたい。
「タケシの嫁」
のためだけに、青木和代だったのだろうか…??

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2006年3月 8日 (水)

白夜行サントラ

この曲はこのシーンで使われてるぞ、という覚え書きをしようと思ったのですが、膨大すぎて途中で挫折した(笑)
ので、印象的なやつだけ書いておきます。

track1:白夜を行く(6:15)
→ずばりメインテーマなので、あちこちで使われてますよ。4:08からの転調がよい。
ちなみに、track18:白夜を行く、再び(2:59)(女性コーラス入り)は、松浦死亡後のシーンに使われてます

track2:君を照らしていたい(6:05)
→主に回想シーン。それから2話の亮司・雪穂の7年ぶりの再会、6話の松浦殺害後の2人のシーン。これも2人のシーンのときによく聴く気がする

track3;夜の彷徨い(1:57)
→2話で菊池と藤村都子をハメるとき、とか亮司と雪穂が悪事を働いてるところのシーン

track6:ふたりの約束(3:39)
→1話、子供時代の別れ〜駅ですれちがう2人

track8:疑惑の瞳(2:03)
→2話、切り絵で計画をたてているとき

track9:追跡(2:13)
→笹垣の『歎異抄』シーン

track11:君を照らしたい夜に(3;14)
→「なあ、雪穂…」

track12:レクイエム(3:50)
→2話、倉庫で倒れている藤村都子を見つけたとき

track16:見えない視線(2:12)
→この曲は未使用ですが、ひとこと書きたかった。明らかになんか違う感じだ…(笑)どこのサスペンスドラマかと。

track:19:この静かな闇(2:27)
→2話、亮司がビルの屋上で昇ってくる朝日を見つめるシーン

track21:振動が止まらない(2:08)
→1話ラスト〜2話はじめ、亮司と笹垣が交差点をはさんで対峙するシーン、など

track25:祈り(2:49)
→1話オープニングだ! と思う…

あと、個人的に7話ではじめて笹垣と篠塚が会ったシーンの曲が好きなのですが、入ってませんでした。

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2006年3月 5日 (日)

白夜行を見た(8話)

サントラをレンタルしました。
気持ちが沈むなあ…(わかってるけど)。しかし、音楽だけでもなかなかいいですよ。とりあえず今回はこれを聞きながら書きます。

リアルタイムで見終わった段階では、いつもよりは後を引かないだろうなあと思ってました。普通にサスペンスとしておもしろかったし。
だけど、仕事中に突然、高宮が離婚後に篠塚に言った「事実を自分の都合のいいようにねじ曲げて〜哀れだな、と思った」という台詞を思い出して、急に落ち込んだ。なんでかな、5話見たとき以来の落ち込みぶりです。
だから、あまりハマりこむな、と自分で言ったのに。

あと、昨日の8話を見て、ようやくあの「高宮誠と三沢千都留、運命の再会」の目的を理解しました。
雪穂の離婚理由だけかと思ってたら、亮司が今枝(ドラマの探偵は見え見えすぎて萎えた)の追跡をそらすためだったんだ…。(やっと繋がった、というか、思いきりその視点が抜けてました。案外、内容忘れてる)

唐沢家の庭のサボテン。ふ え て る ー!!!
いま、このドラマで一番の恐怖の対象です。
来週からは笹垣と篠塚がついに本格的に2人の関係を追求しはじめます。
彼等によって人生を狂わせられた人々からの、そして太陽からの断罪。その前の、ほんのひとときの安らぎ?の回です。幸せで泣くりょうちゃんなんて初めてみたよ。

相変わらずの長文ですよ(中身はないよ)


あっという間に2004年です。
亮司は東西電装から盗んだデータを手みやげに、秋吉雄一としてメモリックスで働いてました。…いやー、あまり話の内容とは関係ないのですけど、秋吉主任が朝、社内に入ってきて「おはようございます」っていうシーン。女子社員が皆立ち上がってるのに妙にうけました。あの会社の女子社員は、「社長派」「主任派」で別れているような気がすry(妄想終了)
うちの職場にもひとり欲しい。

一方、雪穂は会員制ブティックを経営しながら、高宮が離婚を切り出してくるように嫌がらせな毎日を送っていました。家事やんない・晩ご飯手抜き→高宮に文句言われると「あたしって駄目な女よね」と泣き言を言う→結局言い返せないぼんぼん高宮、の流れは原作読んだときも「やな女!」と思ってたけど、映像で見るとさらに「やな女!」度は増しますね。
7・8話の綾瀬はるかの雪穂はほんとにハマってんなあ。
亮司に「三沢千都留」の近況を探らせて、浮気を理由に慰謝料ふんだくろうと画策します。
亮司は「(結婚期間)長い方が慰謝料たくさんもらえるんじゃない?」と提案?してみるも、雪穂には「金だけじゃないあたしもいるわけで」と言われてしまいます。

そして、刑事から探偵に転職した笹垣は、雪穂のブティックに張り込んでいた。
しかし、亮司と雪穂をつなげる手がかりすら見つからない。そんな時、殺された古賀の妻が笹垣の元を訪ねてくる。6話のときに「また登場するかも」と書いたら本当に再登場した。
亮司と雪穂をいまだに探っている笹垣に「どうしてそこまで」と訪ねる古賀の妻。
しかし笹垣は「こいつら、どないしたいかわからんようになってしまった、周りの人間巻き込んでまで」と頭を下げる。
そうなんだよなあ。
たしかに笹垣が執拗にこの2人を追ってる理由がわからん。しかし、笹垣もある意味、白夜の住人なんだよな。亮司と雪穂が笹垣を白夜に墜としたのか、それとも笹垣が2人を白夜に引きずり込んだのか、考えれば考えるほど、ループする。まあ、確実に言えるのは、子供のときに自首してればまだよかった、ってだけだ。

ゴルフスクールで高宮とちづるを会わせてみるも、ゴルフスクールには行かないと言い出す高宮。
まあ、あのぼんぼん高宮だもの、2年前に片思いしてた女と会ってもすぐに行動には移せない(ここで「ゴルフスクール通う」と言い出すんだったら、2年前の段階で早めに告白のひとつでもしてるよなあ、なんて思った次第でした)。むしろ、ちづるに「奥さんバリバリ働きたいなら早めに子供つくったほうがいい」とまで言われる始末。これじゃあ、浮気を理由にするのには弱すぎる、と雪穂が思っていると、亮司から「この話に乗らせてほしい」という電話がかかってくる。
ちょうどその頃、亮司は「金属加工エキスパートシステム」が実は東西電装から盗み出されたものでないか、ということで東西電装から依頼された探偵に尾行されていた。
亮司は、かつて東西電装の派遣社員だった三沢千都留と自分の間ににせの接点をつくることによって、探偵の目をそらそうとしていた。雪穂との繋がりを明るみに出さないために。

しかし、亮ちゃんのストーカーぶりは結構板についてる、っていうか、比較して探偵2人の尾行が見え見えすぎやしないか(笑)
ちづるに「ひどいなあ、俺のこと忘れたの(ガチャ)」という電話は素できもかった。声いいだけに。
ちづるのマンションの郵便受けで何かを受け取るふりをしたりして、探偵2人は確実に、亮司(秋吉)と三沢千都留の繋がりを疑い出す。

そして、度重なる嫌がらせ電話に恐怖したちづるは、高宮を部屋に呼びます。このとき、高宮の携帯の着メロが「月のしずく」なのは笑った。…時期的には「瞳を閉じて」か同じ柴咲の「かたちあるもの」じゃなかろうか(まあ、それだとセカチューすぎにもほどがあるが)
高宮としては、かつての片思い相手から頼られて、ちょっと男としてのプライド?が満たされたんじゃなかろうか。雪穂には見下されていることにちょっとは気付いていただろうし。
そして、2人はたびたび会うようになる。でも相変わらず家にはちゃんと帰ってくる高宮。
雪穂は、買い付けにいくための海外旅行のために同僚を家に呼び、そこで「ダメ押し」をすることにする。
あの、篠塚からもらった睡眠薬をここでも使うとは。(これには素直に感心した)
さらに、亮司を部屋に呼んで本当に殴らせるとは。(これは流石に予想外だった)
もうね、「そこまでやるかこの女!」って感じです。それにしても、真性Mの亮ちゃんに自分を殴れと強要するのは、新たなプレイだなあ(違うよ)しかし、殴った方が実は痛いんだよ…身も心も。
そして目覚めた高宮の前に、眼帯した雪穂の姿。
「腹が立ったら暴力に訴えるなんて、幼稚ね」と冷ややかに言い放たれ、呆然とするしかない。記憶にないのに…そんなはずないのに…でも。
思い悩んだ高宮は、ゴルフスクールに通うちづるに会いにいきます。「俺…もうだめです」
その2人を密かに見つめる亮司と、亮司を尾行する探偵2人。

そして、亮司への尾行はなくなり、
雪穂は弁護士をつけて高宮との離婚を成立させた。

高宮と篠塚の会話は個人的には今回の一番のポイント。
「金のことしか考えてない」「事実を自分の都合のいいようにねじ曲げる」「哀れな女」
…いやー、これ、私が原作雪穂に対して思ってたことそのまんまなのです。
でも、事実を都合のいいようにねじ曲げる、って冷静に考えれば普通の人でも無意識のうちにやってることじゃないかな。少なくとも、私はそうだ(笑)。自分の都合のいいように記憶してたり、言い訳してみたり。そう思ったせいで一気に落ち込みました…。(今は復帰しました。都合よく開きなおったので)

で、篠塚と高宮の話をこっそり聞いている相変わらずストーカーぶりを発揮してる亮司。
「哀れな女」と高宮が言うのを聞いて、考えてしまいます。俺が雪穂にこんなことをやらせてしまった、と。殴った拳が痛い。雪穂の幸せは俺の免罪符、なのに現実は、かつての夫に金の亡者と哀れまれる始末。

夜のブティックのシーン、ソファからがばりと起き上がる亮司の表情って、1話でどぶ川に偽の蓮の花を咲かせたときと同じで吃驚だ。
そういえば、この回のタイトルは「泥に咲いた花の夢」
雪穂に、かつて自分が偽造カードで作った金で買った株と、株の情報を渡す亮司。ちょうど時期的にITバブルの頃?(ちょっと記憶に自信がない)
「これで汚い金なくなった」
だから雪穂は店だけちゃんとやればいい、と言う亮司。俺はそんなに金は必要ないし、いざとなればどうにでも生きていける。そうだよな…死亡届け出してみたり人殺したり…今は他人の名前を騙ってるとはいえ、それなりに太陽の下を歩けてるもんなあ…。
雪穂は他人からどう思われてもいい、金のために身体を売って、こびを売って、それでも「リョウともう一度、太陽の下を歩くんだよ」という夢をあきらめていなかった。
だけど、亮司はもう、その夢が現実にはならないだろうと思っている、この対比が哀しすぎる。
どうにもすれちがってばかりだなあ…。
「R&Y」のオープンを見て、
「いつまでも生きたいと思った。
いつ死んでも構わないと思った。
俺は幸せだった」
という亮司のモノローグと、図書館のBBSの
「私は離婚しました
これでやっと、かけがえの無い人と
手をつないで歩くことが出来ます
もう二度と失わない
やっと手に入れた私の故郷、原点
這いつくばっても守るべきタラの大地」
という、「スカーレットの末裔」の書き込みとかさ。 生きたいけど、いつ死んでもかまわない亮司と、他人にどう思われようと生き抜くと決めた雪穂。

そのつかの間の幸せの裏に隠された罪が暴かれはじめる。

すっかり弱気になっていた笹垣の元に、雪穂への疑念を抱く篠塚が訪れる。
R&Yという店の名前、高宮との結婚と離婚。たしかに罪に問えることではないけれども、何かがひっかかる。それは江利子の事件のせい。雪穂が絡んでいるような気がするけれども、実行犯ではありえない。だが、「幽霊」のように雪穂についているあの男なら、あるいは。でも何故?
あの時の事件を調べてほしい、と笹垣に頼む篠塚。江利子が普通の結婚をして、幸せに暮らしているんだから、そのまま一生胸に秘めていればよかったのになあ、とか思ったよ。
そして、原作でも使われた「テッポウエビとハゼの共生関係」について語る笹垣。
相利共生…生きていくためにお互いを利用していく2人。しかし、亮司と雪穂の視点で見ると、相利か? という感じ。たしかにお互いしかいない2人ではあるけれども…
(えーと、この点に関しては「私的白夜行の読み方」という記事で書いてることと、今でも考え方は変わらないです)

そして、亮司と典子が出会ってしまった。亮司によって仕組まれた出会いではあるけども。
(2年前とか、弁当屋でもすれ違ってるけど)
亮ちゃんて…薄幸の年上女に好かれるタイプなんかな…(奈美江とかも)まあ、なんとなくわかる。
ぶっちゃけ、雪穂より典子と一緒になったほうが幸せなのに、と原作読んでるときから思ってたなあ。少なくとも典子はちゃんと亮司を求めてくれるだろうに…。でも雪穂にも亮司しかいないしなあ。そして亮司も雪穂しかいないんだよな…。

私的次回のみどころ
・ハメられた菊池の再登場
・最後のほうで雪穂の前に現れた礼子の目的
・亮司ってもしかして青酸カリであの人を殺るつもりなの?
・笹垣こわい
・走る谷口さん

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2006年3月 3日 (金)

白夜行完全版DVD

http://ishop.tbs.co.jp/ec/tbs/product/orgprg.jsp?cid=cat2465

白夜行、毎週見てて「尺足りなさそうだなあ、きっとカットされてるシーンもあるんだろうなあ」と思っていたので、やはりDVDには「完全版」という肩書きが付きましたね。

とりあえず、ハガキでもだしてみる。(当たらないだろうけど)

で、8話初見の感想は、「原作に近いなあ」と思いました。エビとハゼの話がきたよ。
あと、亮司のストーカーぶりが板についてるのは流石だと思った。
(ちづるの件でね。いつ会社に行ってるんだよ秋吉主任)(まあ、フレックス制なんだろうけど)

でも、一番の衝撃は藤重政孝(メモリックス社長)かも(笑)
10年ぶりくらいに見たな…

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2006年2月26日 (日)

白夜行を見た(7話)

久しぶりに、笹垣大活躍…っていうか大暴走の回です。
初見では、えらい淡々と原作の筋をなぞってるだけだなあ、なんて思ったのですが、2回目見直したら、とんでもなかった。
今までと比べて、今回は犯罪行為らしいことは特にしてないのだけど(しいて言えば、亮司が身分詐称したくらいか)、嵐の前の静けさというか…。
とりあえず、唐沢家の庭のサボテンが増えているのが、非常におそろしいです。
あと、今回のサブタイトルは、「美しき亡霊の」復讐、なのか、美しき「亡霊の復讐」なのか非常に悩みます。っていうか亡霊って誰。
笹垣が篠塚に、亮司のことを「雪穂に取り憑いている亡霊」と言ったけれど、私の個人的な印象だと、むしろ雪穂こそが亮司に取り憑いている亡霊な気がするんだよな。

あと、今回綾瀬はるかが鼻声だったけど、今回みたいにちょっとハスキー声のほうが個人的にはいいかも。でも毎回鼻声ってわけにもいかんしなあ。


「おまえには俺のかわりに昼間の世界に戻ってほしい」
そう言って、亮司は友彦に今後の事を指示し、友彦の前から姿を消した。ああ、私の心のオアシスだった友彦はこれで出番が終わりなのか。寂しい…(でもまだ後で登場する事を微妙に期待します)
友彦は亮司のいうとおり、「リョウって奴は松浦の腰ぎんちゃくみたいだった」と笹垣に証言します。これで、亮司の出した「死亡届」は嘘になる。

また、亮司は雪穂にも「松浦と自分に脅されていた」と証言するように雪穂に電話します。
笹垣の前で、「松浦と桐原亮司を捕まえて下さい」と涙ながらに訴える雪穂。これで、雪穂は被害者に、そして亮司は加害者に、と立場が逆転する。
さらにダメ押しのように、笹垣の前で微笑みを浮かべる雪穂。子供の頃、母が死んだと聞かされてかすかに微笑んだときのように…。この雪穂の微笑みはやっぱり計算してるような気がします。笹垣の怒りをわざと煽って、手を出させて「被害者である自分に対してなんでこんな酷いことをするの?」と周囲にアピール、って感じですかね。これで、笹垣が執拗に雪穂を追っているのも、周囲から見ると異常な行動に見えてくる…と。(まあ、視聴者から見ても最初からなんでそんなに2人を疑ってんだよ、とか思いますけど)

雪穂の元に、高宮誠から電話がかかってくる。
亮司が言った「幸せになれよ」の言葉を思い出しながら、なにやら決意します。そして、まんまと高宮誠を篭絡することに成功しますよ。あのおでん屋?での雪穂の、
「新幹線で2時間半の距離って、可能性ありますか?」って台詞やら、微笑みやら、正直、見習いたいものです(笑)

それからあっという間に2年経過。2002年。だんだんと「あの日」が近付いてきます。

高宮誠は雪穂と婚約しているくせに、会社の派遣社員・三沢千都留に片思い中であることを、篠塚に告白します。
「なんで式まであと1週間なのにそんなこと今さら言い出すんだ」と誰もが突っ込みたいことを、篠塚は高宮誠に聞くと、「付き合いはじめのときに雪穂を妊娠させちゃって…」と。そのことに負い目を感じているっぽい高宮。その雪穂の妊娠に対して疑念を抱いているっぽい篠塚。そして、その男2人の会話を聞き耳たてて聞いているコロンボ亮司。
しかし、この雪穂の妊娠、原作だと偽装妊娠なのでドラマもおそらくそうだと思うのですが、どうやって偽装したのか気になって仕方ありません。ひとりで考えたことなのかなあ? だとしたら恐ろしい女だ。

ネットカフェで再会する2人。このときの亮司のにやり笑い、今までの亮司の笑い方じゃないよね。
亮司のいるウィークリーマンションで、雪穂は高宮が「はた迷惑なピュアさ」のせいで自分との結婚を迷っていたことを知る。
しかし、このときの会話で「なんか穏やかになったよね」と雪穂は亮司に言うんだけど、それは「なんであの時(篠塚にちょっとでも心動かした時)みたいに嫉妬しないの?」とかいうことですか? まあ亮司も亮司で、「何人もの人生狂わせたか知らないけどせめて1人は幸せにしましたって思いたい」だの「雪穂の幸せは俺の免罪符だから」だの言ってしまうんですけどね。
亮司の思いは、「こいつのせいで俺と俺の家族はおかしくなって、だから俺はこんなになってしまった、俺のせいじゃない」と思っていた松浦という存在がいなくなって、ある意味での自分の存在理由にぽっかり穴が開いたのを「すべてが雪穂のため」という理由付けで埋めた、のかなあ?
(日本語おかしいよ)

ところで、やっぱり言いたい。
えーと、高宮誠は実はぽっちゃr(y な女性が好みなのでしょうか。ちょっと、画面の前で固まりました。私の記憶の中での佐藤仁美はもっと違っていたんだけど…
なんでも都合よく考える私は、きっと「肝っ玉かあさん」が本来の高宮誠の好みではないか、という結論に達しました。ぼんぼん育ちっぽいしね…、甘えさせてくれるタイプに弱いのではないか。あの三沢ちづるはそんな感じ。
彼女、派遣社員だけど、もしかしたら新人でぼんぼんの高宮のフォローなんかもしてたんじゃないかなあ? 
…、なんでこんなところで高宮がちづるに惹かれた理由を必死で考えてるんだろう私…

それはともかくとして、高宮と雪穂が式をあげるクイーンホテルに泊まるちづるに、直接会って告白することにした高宮誠。
それを阻止するために、亮司は暗躍をはじめます。
雪穂に高宮を足留めさせ、ちづるを別のホテルに誘導する。
しかし、高宮は篠塚と口裏を会わせ、雪穂を置いてホテルに向かってしまう。
そして、亮司もまた、ちづるの泊まるホテルに、あの笹垣がやってきたところを見てしまう。

笹垣の執着ここに極まれり、ですよ。「唐沢雪穂の結婚式に絶対、桐原亮司は現れる」と主張する笹垣に、上司は「手帳はつかうな」と言います。すでに、「刑事」という肩書きをつかって唐沢家に入っていたことにたいしても、礼子から苦情を言われていた(これも最初のシーンでの雪穂の計算どおりかと)笹垣は、この段階ですでに「刑事」という肩書きの限界に気付いていたのかもしれません。

いやー、こっちまで緊張した。笹垣が出ると条件反射で身体が「逃げ」の体勢に入ります。
絶対絶命、おまけにちづるまでチェックインしてしまう…と思った瞬間、ちづるが亮司の前を通ります。
ちづるは、高宮からもらった折り畳み傘をタクシーの中に忘れていた。わざわざ取りに戻ったということは、やはり、ちづるも高宮のことを意識していたんだなあ。
「指名手配の犯人を見張るために部屋をゆずってほしい」という偽刑事・亮司の申し出に快く応じるちづる。しかし、「いかにも刑事っぽい演技してます」な亮司の演技がうますぎだよやまだ。まさに、亮司にとっては恵みの雨だった。

笹垣がチェックインの手続きをしている隣で、篠塚と高宮がちづるがチェックインしたかどうかを訪ねると、2人の目の前で「三沢千都留がキャンセルする」という電話。
結局、雪穂と結婚する運命だったんだ…とあきらめ、ひとりトイレに行く高宮。
その「雪穂」の名前に反応する笹垣。笹垣は残っていた篠塚に「桐原亮司」の写真を見せる。
「雪穂に取り憑いている幽霊」だと言う笹垣に、篠塚は不審に思いつつも…。
ついに、この2人が接触してしまいました。
2人を執念で追いかける男と、雪穂に疑念を抱く男。この2人がどのようにして亮司と雪穂をおいつめていくのか、期待します。笹垣が江利子の事件を知るのか、それとも篠塚が藤村都子の事件を知るのか…?

そして、笹垣の鋭い視線の中、高宮誠と雪穂の結婚式は無事に終わる。
2人を乗せて飛び立った飛行機を見送りながら亮司がたそがれていると、近くで携帯で話している女がいた。
「あたしは、幽霊みたいなもんだから」
「じゃあ、奥さんとお幸せに」
電話を切ると、涙を流しはじめる女。その女を見つめる亮司。

『投稿者:レットバトラーの幽霊
俺には幸せにしたい人がいます
だけど、その人が本当に幸せになってしまったら
俺を必要とする人がこの世にいなくなってしまう』

あの図書館の掲示板に書き込みされたこの投稿。
谷口真文はこの書き込みを見ながら何を思ったのか…。
それにしても、雪穂のために何もかも捨てたとはいえ、誰にも名前を呼ばれない人生って寂しすぎるよ。

ウィークリーマンション?の屋上で、足を宙ぶらりんに投げ出しながら座っている亮司(私は高いところは平気なのですが、やはり画面で見ると若干恐怖を感じるよ)の元に、
「リョウ」
雪穂がやってくる。
そして、高宮誠の会社のIDカードとパスワードを渡す(しかし、なんて杜撰な管理だ! と思うが2002年じゃまだ個人情報保護法案前だからな…)。これで、会社のデータを盗んでどこかの会社にもぐりこめばいいと言う雪穂。
「こんなもののために結婚したの?」
「あと、お金」
最初っから財産と慰謝料目当ての結婚かあ…(が、まあ高宮も高宮で内心別の女に惹かれているのでなんとも言えず)。この結婚は売春みたいなもんだ、と。
「リョウの幸せが私にとっての免罪符なんだよ」
「リョウがやったことは、私の為にしてさ、 私がやったことは、リョウの為にしてさ。 そうやって、やったこと、正当化しまくって生きていこうよ 」
「最悪だな」
もう、何も言うことなどない…。
この2人(というか雪穂)には最初っから同情はしてないけど(子供の頃の性的虐待は別にして)、開き直りっぷりに、むしろ、頭が下がります。
でも、「おかえり」「ただいま」のシーンはちょっとキタ。ちょっと「ロングラブレター」を思い出したよ(私だけか)(そういや、LLLの翔ちゃん=山田孝之というのを認識したのは割と最近でした…)
雪穂の、「最初から何ももってない、リョウ以外」というのは、きっとあの冒頭の2005年のシーンにつながってくるんでしょうね。亮司しかいない雪穂が、亮司を失った後どうなるのか…。

笹垣は警察を辞め、探偵になります。
もはや、2人を追いつめる以外の目的などないような。
弥生子に「旦那と愛人を息子に殺されたら」って言ってたけど、いつ松浦が亮司に殺されたと気付いたんだろうか。たぶん来週以降に明らかになると思うけど。

あと、最後の「メモリックス(なんかライブドアっぽい色合いのロゴだった気が)」で「秋吉」として働く亮司が、映画の電車男っぽかった件(本人だけどな)。

私的次回のみどころ
・原作どおりにゴルフ場で運命の再会と雪穂の睨み
・電車男じゃなくて秋吉主任の今後
・大江図書館の掲示板で繰り広げられるであろう書き込み

※ところで、役者のプライベートはドラマとは関係ないとはいえ、ちょっと白夜行に関しては、少し話題が多すぎでなかろうか。(しかも微妙にドラマの内容と被ってるところがなんとも言えず)
渡部さんの離婚とか、やまだの「実は子供いました」とか、…おまけにカッシーまで離婚だなんて…
とりあえず、もう何もないことを祈るよ。

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2006年2月23日 (木)

やっぱり出るのか

http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200511000027

ドラマ白夜行のビジュアルブック、だそうです。
とりあえず、前、ドラマせかちゅーのビジュアルブック買ったときは「なんじゃこの紙質はなめとんのか(笹垣口調)」と思ったので、今度はちゃんとコート紙にしてほしいよ。でも紙質には期待しないでおこう。

それにしても、7話はわりと淡々と進みましたねー。
嵐の前の静けさか。でもラストの笹垣と弥生子のシーンはやばい。ていうか
「ささがき は たんてい に てんしょく した!」
は予想外でした…。
ひげなし亮司に違和感が(恐ろしいな慣れって)。しかし、りょうちゃん、高いところ好きなんだな…(私も好きだが、正直落ちそうでハラハラしました)


細かい感想は今度また。

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2006年2月19日 (日)

白夜行を見た(6話め)

このドラマで松浦を演じるのが渡部篤郎と知ってから、ずっと、今日の話を期待してました。
そして実際にドラマが始まってから、思っていた以上に松浦と亮ちゃんの絡みが多くて、この2人のシーンが一番見てて楽しかったというか、ハラハラしました。
そんな気持ちで盛り上がりつつ(現実の横やりでテンション下がりつつ)、今回の放送を見ました。
始まる前は「もしかしたら今日で見るのやめちゃうかも」と毎回必ず思うのですが、今回ほどそう思ったことはなかった…。だけど見始めてしまうとやっぱり次回が気になる。
しかし、まさか古賀刑事があんな無惨にも殺されてしまうとは。やけに強調される家族写真やら先週からの活躍やら、いかにも死にますといわんばかりでしたが、裏をかいて重傷くらいで、と心から祈っていたのにな。
亮司と雪穂に全く関係ない人の人生までも狂わされてきている…。古賀刑事の奥さん、後あとにも出てきそうな気がするのですが気のせいかな。

今回のサブタイトルいいですよね。「白夜の終わり」
最初これを新聞で見たとき、「最終回前みたいなサブタイトルだな」とか思ったのですが。
「亮ちゃんさ〜、白夜って知ってる? 夜なのに、太陽が出ててさ、夜が、昼みたいになってさ、」
はじめて出てきたこのドラマのタイトル「白夜」。まさか松浦からでてきた言葉とは。
「だらだらぐずぐず、人生は続くって話」

※今回は今までで一番長くなってしまいました。
やはり、お気に入り人物がいなくなるのはかなり痛いです…


私は、このドラマの松浦が好きでしたよ。悪党だけどある意味、一番筋が通っていた。
そんな彼が何故、あんなヘタレだった亮ちゃんを手もとに置いていたのか。その答えが今回明かされました。
その答えに最初に気付いたのが、友彦だった。
まあ、ドラマオリジナルの松浦の過去については「ちょっとつくりすぎ?」と思わなくもないですが、でも、松浦がなんで亮司にあそこまで執着していたのか? という点で私はとても納得できました。単純にSだからMな亮ちゃんをいじめるのが楽しかった、でもいいけど(笑)

友彦は亮司に言う。
「お前に見捨てられるの、恐いんじゃないかな、松浦さん」
「脅したり、殴ったりするのはさ、愛情の裏返しっていうか 」
それに対して、亮司は「俺それをいつまで受けいれ続けなければならないの?」と聞く。
そんな亮司に友彦は、「俺が想像してるお前の考えてる方法よりまし」と言ったら急にいつもの腹痛に襲われる。
「本当の強さってのは、打たれても打たれても何度でも立ち上がる力のことだぞ」

友彦って、本当にこのドラマに似つかわしくないくらい素直で、いうなれば「太陽の下を歩いてる」人間だなあ。なにげに物事の本質も見極めている。亮ちゃんも、友彦といたら年相応(不精ひげさえ剃れば)の表情になるもんなあ。ちゃんと心から笑えてるし。しかも友彦、そんな亮ちゃん見て心底喜んでるし。
亮ちゃんって本当にバカ。いつだって太陽はちゃんとそばにあったんだよ、と言いたくなる。しかし、あの銭湯シーンは「ウォーターボーイズリスペクト?」とか思っちゃいましたが(笑) 
尻見せも相当なもんだが、握るのも相当なもんです。

銭湯ではだかのおつきあいをしながら、亮司はもう少し、粘ってやろう、と決意する。まだ自分は自分の状況を笑える、終わらぬ白夜はないのだと。

そんな亮司の思いとは裏腹に、雪穂は松浦への殺意をつのらせていた…。
雪穂にとって、松浦は自分と亮司の前に立ちはだかる邪魔な枝のようなもの。枝を切るように、彼をも消してしまおうと決意する。
篠塚に「眠れない」と嘘をつき睡眠薬をもらったのは、何だろうなあ。単純に義母に飲ませてぐっすり眠らせておくため?(「爽命酒」に入れてたし)
そのときの篠塚の態度も、雪穂が関係してるんじゃないかということを探り入れているようだったし。

偽造ゲームに関するガサ入れが入ると聞いて、必死でデータを消す亮司。つい突っ込みたくなる。この場合HDDを物理的に破壊すべきじゃないか?と。それはともかく、松浦がデータを持っていないか確認してくれ、と男に言われ、松浦の携帯に電話をかける亮司。
しかし松浦は電話にでない。
その頃、松浦の元には、亮司の母・弥生子が訪れていた…。
そして2人を尾行する古賀の姿。

弥生子は、「あの写真とネガを買い取りたい」と松浦に申し出る。
松浦があの写真とネガで亮司を脅して悪事を働かせている、彼女なりに出した結論。
「ねえよ」とうそぶく松浦をよそに、必死でネガを探しだして見つける弥生子。
部屋から出ようとする弥生子を、身体で押さえつけようとする松浦、そしてその場にかけよる古賀。
「婦女暴行の現行犯で逮捕する!」
古賀が抵抗する松浦に手錠をかけようとした瞬間、松浦は目の前にあった包丁で古賀を刺した。

ところで、このシーンの次に七味が転がりおち、笹垣が不安を感じる…というところが流れたのですが、まさか「七味唐辛子の伏線(なんかのテレビ雑誌で田中幸太朗が言ってたらしい)」ってこれかー?!!! と別の意味で驚愕しました。

刺された古賀は、それでも松浦を捕まえようとするが倒れてしまう。
ほとんど虫の息のような状態になった古賀に、松浦は
「俺、何も悪くないよねー」
と、その背に包丁を突き刺した。
これって、ひと昔前だったらもっと血まみれな感じのシーンだったんだろうな…(ケイゾクの真山を思い出してみる)。何度も何度も執拗に古賀を刺す松浦、そして動けない弥生子。
弥生子が、ふと玄関を見ると、そこには電話にでない松浦を訪ねてきた亮司が立っていた。
「どういうこと?」子供のような若干舌っ足らずな口調で母親に状況を訪ねる亮司。
「写真を取り戻そうとして…」子供の視線に気付いた弥生子が胸元をかき合わせる。「違う…」その弥生子の言葉は亮司には通じない。そして、

あの日、父親を刺したように、松浦を刺した。第二の殺人。

この「マジ…?」からの一連のシーンに、泣きはしませんでしたが息がとまりました。
以前、松浦と亮司の関係は「疑似父子」って書いたけど、もっと近しい存在だったんだなあ。松浦が言うように、やっぱりこの2人は似ている。というか、亮ちゃんは松浦の事が嫌いなくせに松浦と同じ生き方を選んでしまっている。
偽造レイプ(いやこれは本物だって犯罪だよ)、死亡届けの偽造、偽造カードに海賊版ゲーム。なにひとつとして「ホンモノ」じゃない。そして、父親を殺した犯人なのに、殺された被害者の息子、というニセモノの立場。
だからこそ、松浦は自分と一緒に裏街道を歩かせたかったんだろうか。パチモン同士仲良くやろうじゃないの、亮ちゃん。みたいな。でもそんな松浦のひねくれた愛情は通じていなかった。
私は4話の感想で、「(亮司が奈美江を裏切ったように)2人(松浦と亮司)の関係が終了するときも、今回のように最後は亮司が裏切る、のかなあ?」と書いたけど、松浦からしたらきっと裏切られた、と感じたんだろうなあ。「あんたなんかいらない」なんて言われて。やっぱり、俺と亮ちゃんは所詮まがいもんの関係なんだよな、って。
最期の「パチモンでも捨てたもんじゃない」、あれは「それでも俺は亮ちゃんといてわりと楽しかった」みたいなふうにも聞こえました…。

亮司は、母親に「松浦がこいつ殺したんだって、警察にはそれだけ言ってくれるかな」と言う。 そんな亮司に、母はただ「それでいいの?」としか言えない。
本当は、ちゃんと罪を償わせて真っ当な道を歩かせてやりたいと願っているのに、それを伝えることができない。ただ、ネガを置いて立ち去るだけしかできなかった弥生子。
もし、ここで息子を抱きしめていればまだ、違ったかもしれないのに…。

松浦に電話をしようとしている雪穂の前に、ネガを持った亮司が現れる。何故、それを持っているのか、亮司のコートに付いた返り血で瞬時に悟る雪穂。
「なんで、なんでそんなことしたのよ!」

一話の回想シーンやら予告やらで、たびたび流されたこのシーン。たぶん松浦殺害時のシーンだろうなあということは予想していたのですが、まさか、「なんで殺したのよ?!」じゃなくて「あたしも殺ろうとしてたのに先にやっちゃうんだもんなあ」と続くとは予想外でしたよ…。でも、子供の時の事件も、今回の松浦の事件も、実際に殺した亮司は突発的な行動なのに対し、雪穂の場合は「ころしてやりたい」という殺意が先にあった、というのがなあ…。
このとき、亮司が言った「皆死ねばいいと思っていた」というのは、松浦が古賀を刺したときの「俺悪くないよねー」を思い出す。こんなふうになったのは、俺のせいじゃない。俺のせいじゃ…

「だから、やったのは、あたしだよ」

子供のときと同じ言葉。1話のときの感想を見たら「この目と微笑みが雪穂だって。亮司が自分の人生をかけた女なだけある、と、一瞬で納得させられてしまった。」と書いてました。でもって、今回はというと、この台詞よりもむしろその後の、
「偽造はできないけど、金ならいくらでもふんだくってこれる」
「強姦はできないけど、リョウが好きな女のオトコ、寝取るくらいはできる」
「お返しに、リョウをもう一度太陽の下に戻してあげる」
という言葉の方が強烈すぎます。しかもこのときの雪穂、なんか、妙な母性を感じた。なんというか既に恋愛感情とかそういうものを超越してるよね。なんていうか、親が子供を守るためならなんでもするわ、みたいな本能。で、亮司も亮司で、雪穂の前では子供のように泣きじゃくる。でも2・3話の頃のヘタレ亮ちゃんじゃなくなっちゃたなあ。
しかし、このときの雪穂の言った「太陽」、それはもうニセモノでしかないことを2人は知っていたんだろう。それでも、その偽物に救いを求めたかった亮司。
部屋に戻った亮司が見つけた、「今度昼間歩こう 友」の置き書きと、温泉行きのチケット。
本物の太陽からの誘いも、もう時既に遅しだった…。

古賀の死体と対面する笹垣と古賀の妻。
「古賀は、笹垣さんを見ると、父という言葉を思い出す」
というのを聞いて、このドラマのもうひとつのキーワードは「父」かな? と思いました。太陽を奪われた=父親を奪われた?
 (日本だと太陽は天照大神=女神、だけど、太陽=男神、という神話も多いしなあ…うーん、妄想)
カップラーメンに七味を入れて真っ赤になった中身は、古賀の無念さそのものでした。そして笹垣の執念に新たな炎が灯る…。無惨にも命を奪われた古賀のため、あるいは古賀の家族のため。

雪穂は庭に何かを埋めている(ここ注目)。
見上げた空には太陽、その太陽を掴もうと手をのばす…。

そして、亮司は友彦に後を託す。
かつて亮司の住んでいた部屋にひとり立つ友彦、そして警察がやってくる。
「ここに松浦ってやつおったろ、あともうひとり」
「リョウ、って人のことですか?」
亮司の指示どおりに、他人事のように言う友彦。そしてキレる笹垣。友彦、なぐられてばかりだ…。
これで、亮司と友彦の関係も終わりなのかと思うと寂しくて私が泣きそうだ…。今回は一気に2人死ぬわ、友彦はいなくなるわで次回から新展開って感じ。

私的次回のみどころ
・雪穂にターゲットにされた高宮誠の人生やいかに。「妊娠させちゃったんだ…」
・にやり笑いの亮司が恐い。(ひげがないよ!!)
・「幽霊みたいなもんだからさ」栗原典子が登場しますよ(私は原作で好きなのは、友彦と典子なので楽しみ)
・「誰も俺の名前を呼んでくれない」

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2006年2月11日 (土)

白夜行を見た(5話)

正直、あまりハマリこんで見てはいけないドラマだ、と思う。
といいつつ、見てしまう…そして落ち込むんだ…。自分から鬱のスパイラルに飛び込んでますよ(笑)もうね、駄目、心底沈む。
冗談抜きでこのドラマ、Rー15とかにすべきだよ。自分に子供いたら見せたくないもん(でも、私が子供だったら隠れて見ちゃいそうだけど)。

雪穂の、幸せな人間に対する嫉妬は、正直、自分もそういうことを思ったことがあるので見てて古傷が痛んだ。幸せな家庭をめちゃくちゃにしてやりたい、ということを言った人間も身近にいた。もちろん、現実に行動に移したりはしなかったけど。ただ、あの頃は相当荒れていたので、もし行動に移すきっかけがあったら…と思うと背筋が凍るよ。
だからこそ、今回の雪穂の言動は恐ろしいし、また哀れさすら感じたなー。
他人のことなんてどうでもよくて、自分の我侭を通すだけの子供。雪穂は結局「女」にすらなれないのかも知れない。女にすらなれないのなら、悪女なんて、到底無理。ラストの涙は制作者が同情をかおうとしているみたいで余計だ、という意見が結構多かったのですけど、私はリアルタイムで見たときはそんなこと思う余裕もなかったな。
亮司も、普通の感覚から言ったらかなり壊れてるんだけど、まだぎりぎりのラインの上にのっかってるように見える。でも雪穂のだだっ子ぶりを受け止めるには、まだ青すぎた。
「今なら、わかるんだけどな」の「今」っていつなんだろう。(1話から見てるとどうやら、死に間際の回想だけど)

しかし…雪穂「だまされる方が悪いのよ」→亮司、観葉植物を投げ付ける、のシーン。あのシーンのやまだの表情が、言葉では言い表せない。予告の「しんで」の一言も、淡々としててこわい。
とりあえず、原作どおりに進むなら来週、ついにあの人が殺されるわけだけども。

内容がつらいので、あまり今回は長文書けない。(書かなくてもよいか)
短文つっこみ。

・タイトルバックはいままで、太陽だったのに今回から青ざめた月というのが、新たなステージに入った、という感じがする。この製作スタッフの特徴ですよね。タイトルバックにすら意味をもたせるところは。
・亮司と友彦のシーンはオアシスです。せめて友彦には不幸になってほしくないなあと心底から願う。
・江利子、をプロデュース。のシーンはなかったか…。でも、男ができてメガネ→コンタクト、とか、微妙なファッションセンスとかは、なんかリアル。
・「うっせんだよババア、ちょームカツク」この台詞に「萌え」を感じるとは(笑)
・笹垣が礼子にカウンセリングのパンフを渡す小芝居がきんぱちチック(同じ武田鉄矢だってば)。
・今回も松浦はやってくれました。亮司が自分を通さないで榎本の仕事を受けたと聞いて怒鳴り込むところ。「榎本は松浦さんより俺を信頼してるみたいだよ」と言われて「おぼえてやがれ後悔すんなよ(意訳)」というところに、小物感たっぷり。で、雪穂を昔の写真で恐喝しようとしたら、逆に雪穂に利用される始末。「あんた最悪のガキだね」といいつつホテルにGO。だけど途中で泣き出されて「めんどくさいねぇ」と出てきてしまう。このドラマの登場人物の中では、ある意味一番、行動原理がはっきりしてる。
・今週(そして来週?)の裏主役は、実は七味デカこと古賀刑事だと思います。奥さんが笹垣に言った、「親心は良心じゃなくて本能みたいなもの」という言葉が今回一番に残っている。以前、原作亮司と雪穂の繋がりは「本能的なもの」と書いたせいかも。そして、古賀刑事の家族エピが、いかにも「死にますよこの人」という感じがして嫌だ…
・原作の探偵の今枝の役割は、古賀と篠塚に割り振られたような。今はまだ、笹垣だけが亮司と雪穂を執拗に追ってるだけだけど、今回の江利子の事件で篠塚が黙っているとは思えない。
・とりあえず、なんでもかんでも川に捨てるのはやめてください。
・奈美江さんの観葉植物がー! またひとつ、亮司の良心(いや全て捨てたはずなんですが)が壊れてしまいました。
・えーと、投げ付けた後の亮司の表情もさることながら、その後の座り込んだときの疲弊感ときたら何かに憑かれてるとしか思えんよ。

次回予告で気になるところ
・最初にも書いたけど「しんで」
・松浦が誰か刺してるっぽい(やはり…あの人か)
・笹垣が誰かを殴ってる(部屋の雰囲気から考えると…友彦?)

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2006年2月 9日 (木)

騙される方が悪いのよ

このエントリは、5話の感想ではなく(それも含んでるけど)「ドラマの白夜行」の脚本(5話めまで)についての素人雑感です。


「騙される方が悪いのよ」

5話で、雪穂が亮司の元を去るときに最後に残したこの言葉、もちろんドラマ中での登場人物の台詞には違いないのだけど、同時に脚本家からの挑戦だと思ったのは考え過ぎだろうか。多分、考え過ぎ。

私が「白夜行」がドラマになると知ったときのエントリでは、「ドラマのセカチュー書いた森下佳子の伏線張りと最終回のどんでん返しが忘れられないので期待する」と書いたのですが、今日、確信した。

この脚本家、かなりの確信犯(あえてこの言葉を使う)だ。

うっすらとそう思いはじめたのは、3話で亮司が雪穂に怒鳴った「バカ女!」あたりから。
4話の奈美江が亮司に言った「リョウってMなんだ?」とか、
今回、亮司が雪穂にいった「おまえ病院にいけよ」とか、雪穂が亮司に言った「結局あんたが全部選んだことじゃない」(5話見た興奮状態で書いてるので台詞の正確なニュアンスは違うかも)
この台詞、視聴者がドラマを見ながら思ったことを登場人物に言わせてるよな…と思った瞬間、あっ!と思ったわけです。
わざと、視聴者がそう思うように仕向けていたんじゃなかろうか、と。
そして、私は単純なのでまんまとその罠に自ら飛び込んでいたようだ…。まさに釣られ放題だよ私。

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2006年2月 5日 (日)

白夜行を見た(4話め)

とりあえずカテゴリをつくるまでになってしまった…

前々からとうっすら感じていたのだけど、今回ではっきりしたことがある。
・ドラマだと亮司サイドのエピソードの方が見応えがある。役者陣のせいか。でも内容的にはやはり雪穂がダーク化した方が恐ろしい。
・山田綾瀬の組み合わせ自体はすごく好きなのだけど、このドラマに限っていえば、一緒のシーンになると何故かテンションが下がる。

1番目のはともかくとして、2番目のはやばいなあ。
いや、流れを無視してシーンだけを取り出して見た場合だと「萌える」んだけど、1時間という流れでドラマを見てくと、なんか「?」という気持ちになってしまう。
でも、今回の「すれ違った際に紙袋を渡す」シーンや、3話目の「亮司の部屋に入る雪穂のスローモーション」なんかはかなりゾクゾクしたので、やっぱり期待しちゃうんだな。

あと、演出とかに詳しいわけではないけど、今回くらいあっさり系の方が私はスキです。
BGMも2話よりは控えめだったし、一応、山田の声も聞き取れたし(笑)←これ最重要

あと関係ないですけど、「時効警察」を見てるとついこのドラマを思い出してしまいます。
特に昨日は、「時効過ぎても罪は罪」みたいな台詞がでてきたから…

今回、異常に長くなってしまったのです。


で、まあ今回思ったことは。
亮司は松浦の生き方を踏襲していくんじゃないかな、と感じた。2話あたりから山田孝之の演技は渡部篤郎に似てきている、と思ったんだけど、もしかしたら、そこまで考えていたりする…のか?気のせい?
友彦や奈美江を偽造カード作りの道に引き込むためにとった方法は、まんま自分が松浦にされてたことだしね。友彦の場合は、「まさか死体と…」ということで懐柔し、奈美江の場合は男子高生との売春の場にいたことをバラされたくなければ、と。そして、亮司は「隙を見せたやつが負けなんだ」と言うんだけど、むしろこちらの言葉の方が彼女の心を動かした(まあ、犯罪だけども)、ということがあとでわかる。

そして、亮司と友彦と奈美江の奇妙な共犯関係ができあがる。
この3人の関係をもっと見たかったな。
カード偽造、という犯罪で結びついている3人だけども、一緒にいるシーンなんかはちょっとだけほっとできた。亮司の部屋が殺風景だからと窓際に観葉植物を置き、好きなタイプを聞いて「リョウってMなんだ?(そのとおりだ!と思わずうなづいたよ)」と言う奈美江、亮司と奈美江が妙に仲がいいことに嫉妬し、亮司が自分のことを何にも話してくれないことを寂しがる友彦(トイレが近い)、もしかしてこの2人に情が移ってる?と思わせる亮司(だいぶ小悪党になっている)。
あ、なんかやっぱりこの関係も松浦と亮司の関係に似ている。こっちはもっと打算的だけどね。
つまり、この2人の関係が終了するときも、今回のように最後は亮司が裏切る、のかなあ?
今のヘタレ亮司(それでも2・3話に比べればかなり壊れているけど)からは予測もつかない。っていうか榎本が部屋にやってきたときに真っ先に隠れたり奈美江を売ったりするような、裏社会で飄々と生きてるような松浦を出し抜けるのか??
まあ、これは私の妄想なのだけど、松浦と亮司は疑似父子関係なわけですよ。歪んでるけど。
亮司は実の父親を殺害してしまったけれど、もしかしたらいずれ、疑似父である松浦も殺しちゃうんかな(原作だとほぼ確実なのだけど)。ある種のエディプス・コンプレックス?なのか。

話はドラマに戻るけれど、そんな奇妙な3人の共犯関係にも終わりがきてしまった。
ある日、亮司の元にヤクザの榎本がやってきて、奈美江の居場所を教えろと脅す。
友彦がたまたま食堂で見たニュースで、奈美江と同じ銀行で働いている男が殺されたことが伝えられる。奈美江が密かに榎本の口座に不正送金していることに気付いた上司が、当事者であると知らずに奈美江に相談を持ちかけ、奈美江が榎本に相談したからだ。
しかも、奈美江は密かに自分用の秘密口座を5つもっており、そこにも2000万、不正送金していたという。奈美江を逃がすためにいろいろ手配する、という亮司は友彦に、ホテルに潜伏中の奈美江の身の回りの世話をしろと言って部屋をでていった。
昔、男に騙されて財産を盗られてしまった経験を友彦に話す奈美江。亮司が言った「隙を見せる奴が悪い」ということを昔の男に言われ、自分は男に騙されてばかりだと自嘲する奈美江に、友彦が「俺たちは仲間だから」と言うところは、なんか悲しかった。友彦はいい奴すぎる。(まあ、偽造カード作りを楽しんでいるような無邪気な奴だしな)
その頃、亮司は榎本たちに暴行されていた。榎本たちが帰ったあと隠れていた松浦が、榎本たちに奈美江を売ったことを亮司に伝える。この逃げっぷりや強い者に媚びへつらいっぷりがたまらないよ松浦。
「だっておまえが捕まったら困る人いるんじゃないの?」
と、「風と共に去りぬ」をパラパラめくる松浦がやばい。雪穂とのこともとっくに勘付かれていたのか?もしかして。

ここで捕まるわけにはいかない亮司は、奈美江を陥れる工作に協力することになる。
奈美江の持ってきた観葉植物を見ながら、彼女の面影を思い出す亮司は、雪穂に会いたくてたまらなくなる。今まで必死に我慢してきたけれど、雪穂の顔を見れば吹っ切れる…と思って。
そんなギリギリな状態のストーカー亮司が見たものは、ソシアルダンス部のOB篠塚一成(原書で「風と共に去りぬ」を読む御曹子)に恋する雪穂だった…。

亮司にとって、雪穂は「黒い女神」だったんじゃないかな。幼い頃に自分の分の罪まで被って母親と死のうとし、3話の教会破壊シーンで、亮司は神にではなく唐沢雪穂に強くなることを誓い、自分が世間的に死ぬことになったときでも「リョウはここにいるじゃない」と言ってくれた女神が、目の前でただの恋する女に成り下がったわけで。
雪穂の気持ちが別の男に向いていると悟ったときの、亮司の目から光が消えた表情に背筋が凍りますよ。予告であのシーンを見たとき「また泣くのか!」と思ったけど、明らかにいままでのヘタレ泣きじゃなかったんだな…。血の涙のようでしたよ。

雪穂を傷つけてやろうと思った。

ダーク亮司を熱望していた私ですが、まさかこんな形で発動するとは思わなかったですよ。
なるべく雪穂に負担をかけたくなくて、雪穂から電話が来ても「心配しないで」と言っていた亮司が、雪穂を奈美江殺しの計画に協力させようとする。亮司は死亡届偽装といい、なんでこうも振り幅が極端なんだ?

奈美江を潜伏先である名古屋へと送るその日。「2人に助けられた命だから」と亮司と友彦を抱きしめて涙を流す奈美江。その言葉に何かを思う亮司。
友彦に車を回しておいて、と言い残し、紙袋を持って歩いていく。
向かいから黒いコートを着た雪穂がやってくる。
すれ違いざま、紙袋を雪穂に渡し、何事もなかったようにお互い歩いていくこのシーンは、「これだ! これなんだよ!」って思った人も多いかと。私もですが。あの乾いて張りつめた空気がたまらない。

ところで、しばらくは「換気扇の点検でーす」がトラウマになりそうだ。
なんで奈美江はあっさりと部屋の扉を開けたんだろう?と考えたのだけど、亮司に「協力者が来るときはこう言うから」とでも言われたのか? あまりにも無防備すぎでないかなあ、と思った次第です。確かに自分でも確かに騙されてばかりと言っていたけど…。

名古屋のウィークリーマンションで奈美江が殺された事件のニュース見ている者たちがいた。
友彦は友人たちと定食屋?で食事をしていた。
笹垣は、防犯カメラにうつっていた「西口奈美江」の後ろ姿に、何かを感じていた。
そして、雪穂は…

亮司と落ち合ったホテルの一室でそのニュースを見ていた。
「これって結構あたしもやばくない? 榎本って信用できるの?」と言う雪穂に、亮司は金を数えながら、「信じるから裏切られるんだ」と。自分のことを言ってるみたいですよ。
そりゃもう思わず嫌みったらしく「ペーパーバックは読み終わった?」と言いたくなるさ。
いつの間にか携帯持ってて、しかも自分といるときにかかってきたら、嫌でも雪穂の後ろに自分の知らない世界を感じてしまうよ。自分には雪穂しかいないのに。

ブチ切れした亮司が雪穂をベッドに押し倒して「おまえだけ一抜けは許さねえからな」と切れたところは先週とは明らかに立場逆転!とか思ったのに、雪穂に「リョウには嘘つきたくない」と返されて、「俺しかいないって言ったじゃない…!」で、またいつものヘタレ君に戻ってしまいました…
そんな亮司に雪穂は更に追い打ちをかけちゃう。

「理屈じゃないんだもん…! 仕方ないじゃない…なんとかしてよ…」

この台詞はまさに理屈抜きに共感してしまう人もいるかと思います。私もですが。(これについては深くは書きません)
なんとかしてよ、でベッドシーンかよ! と思ったけど、ほら、リョウちゃんてば振り幅でかすぎるからさぁ(松浦口調)

件のベッドシーンですが、とりあえず何に一番ぶっとんだかというと、
雪穂の「あったかいね」という台詞と(非常にこう、いろいろと含むものを感じる)、胸毛(予測していたけど実際に見ると相当なものです)。
しかし、最後のナレーションにあったように、あの日と同じ雨、ということを思い出していた亮司と、その亮司をじっと見てる雪穂が気になって仕方ありません。

私的次回の見どころ
・今回、「わししかあの2人の横っ面をひっぱたいてやれるのはおらん」と言ったら古賀に「2人とも父親なくしてますからね…」と言われて複雑な笹垣の今後。(今回、笹垣度が足らない!と思った…「風と共に去りぬ」見ただけで疑われたらかないませんが)
・雨にうたれて歩く江利子を見つけた篠塚カッシー、この2人の行方(悲しすぎる)
・松浦が友彦につかみかかってる!

あと、全然関係ないですけど、堤幸彦に渡部×山田のドラマか映画を撮ってほしいなあ、と思いました。

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2006年2月 2日 (木)

私的「白夜行」の読み方(ネタバレ)

そろそろ自分の中で、ちゃんと原作の読み方とドラマの見方を整理しておきたいと思ったので、ここから先は「ちらしの裏」です。毎度のことながら。
私自身は、どちらも好きですが、やっぱりここで頭の中身を文章にすることで、すっきり、明日以降のドラマの展開も楽しみたいわけです。


最初にドラマ化が決まったときに「純愛?ハァ?」と思ったのは、私は亮司と雪穂の関係は「共生関係」だからだと思っているから、と書きました。
その「共生関係」って、じゃあ、どういうこと?とずっと考えていて、自分の中でひとつの結論(現時点で)が見いだせたような気がする。
「共生関係」という言葉の響きには、人間的な感情のつながりというより、もっと本能的な繋がりを感じる。たぶん、それは物語の中で笹垣が2人の関係を「エビとハゼ」に例えた影響も大きいのだが。

これは私の勝手な思い込みなのだけど、小説「白夜行」というのは、文章で書かれた数式のようなイメージなんだよな(とりあえず、最近になって東野氏が理数系出身であることを知ったので、その影響もあるかと)。私は理数系はさっぱりだけども、なんとなく数式を見て美しいと感じる気持ちはわからないでもない。いや、ちょっと違う?
それはおいといて、そういう数式のような世界において、亮司と雪穂というのは、ひどく本能的な存在に見える。果たしてこの2人がめざしたところというのは同じものかどうかはわからないけれども、はっきりと言えるのは、互いを脅かす存在を排除している(という推理が成り立つ)、それだけ。
これって、究極的には生存本能そのもの、ってことじゃない? と私は思うわけです。
笹垣は、この関係を「エビとハゼ」に例えた、けれど、実際には雪穂は表向き成功者としての道を歩み、亮司はひたすら影に徹した。それって対等な共存関係なのか? という疑問も当然あって、そこで私が思ったのは、「宿主・寄生」の関係。

宿主wikipedia
寄生wikipedia
共生wikipedia

宿主の項目のところに
宿主 (しゅくしゅ)あるいは 寄主 (きしゅ)とは、 寄生虫 や菌類等が 寄生 、又は共生する相手の生物 。寄生する生物は宿主に害を及ぼさないものが多い。これは、宿主が死んでしまうと寄生している生物も死んでしまうからである。
ここを見て、なんか亮司と雪穂みたいだなあ、と思った。
物語が進むにつれて、雪穂の成功とひきかえにどんどん堕ちていく亮司の姿は、ちょうど冬虫夏草に似てなくもない。笹垣もまた、「悪の花を咲かせてしまった(またうろ覚え)」みたいなことを言うし。
あと、梶井基次郎の「桜の樹の下には死体が埋まってる」というのにも似ている(うろ覚えばっかり)。

雪穂は亮司を食らい尽くしてしまった。

私は、そう読んだ。
宿主を失った雪穂がこれからどう生きていくのかは、わからないけれども。
(※「幻夜」は未読)

とりあえず、思ったこと全てを文章にはできていないけど、なんとなく自分が原作をどう読んでいたか、その方向性はわかった気がする。

で、ドラマの純愛?路線を自分の中ですんなりと受け入れてしまっているのは、たぶん、私の中では「純愛と本能」というのがどっかで繋がってたからなんだな。
理屈じゃなくて、単純に必要だったから、みたいな。
利用し利用される、というのは多分、あの2人の間にはないんじゃないかな、と思うのです。端から見てる分にはそういうふうにしか見えないけど。

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2006年1月28日 (土)

白夜行を見た(3話/無駄に長い)

金曜日の昼休みに白夜行の話をしてる人がいた。(席が離れているので会話に加わるタイミングがなかった)なんか昼休みに「殺人」だの「売春」だのといった単語が飛び交うのって、実にのどかな光景だなあ、っと(嘘です)。
でも話聞いてたら、正直、原作を知らないほうがもっとこのドラマ自体を堪能できたんじゃないかな、と思った。3月まで、自分の中の白夜行の記憶を消せればいいのにな。まあ、原作読んだ自分は「制作者はこんなふうに白夜行を解釈したんだな、なるほどね」という楽しみがあります。そして、私は制作者の手のひらのうえで踊らされています。

あと、私は再度見直すためにHDDレコーダーで録画しているのだけど、毎回毎回、交通情報のテロップが入ってしまうのはいかんともしがたい。冬だから仕方ないのだけど…これは、発売されるであろうDVDーBOXを買えということなのか。いや、そんな小細工せんでも買うけど?(笑)
一気に見て一気に沈みたい。1週間も待つなんて拷問もいいところだ。小説読んだときは一気に読めたからなあ。




個人的には、3話は今のところ一番、すきです。いや、ドラマとしての出来というか衝撃は1話の方が大きかったし、若干内容としてはわかりにくい感じではあったのですが、なんか力技で納得させられた。やはり武田鉄矢の笹垣のしつこさと、渡部篤郎の松浦のねちっこい絡みと、麻生祐未の母親が最後に見せた人間味にやられた感。そして、雪穂が一気にダーク化したので、それだけでも個人的にはよい。キレて叫ぶより、無言で見つめてるところのほうがやっぱり恐いな、綾瀬はるかの場合。笹垣と対峙したときの雪穂も恐かった。藤村都子を笑顔で懐柔するところなんか、女は一皮剥けば皆化け物だよ、と震えました。(えー、私もですが)

そして亮司的には、「はじまりの終わり」という感じがします。いや、「終わりのはじまり」と言うべきなのか。

「俺は最後の良心を捨てたんだ、死んだ女の中に。すべてをゼロに」

ええええー!!!
たぶんそうなんだろうなあ、と原作を読んだときに思ってたけど、あえて考えないようにしてた件をドラマでははっきりと提示(ナレーションだけど)されてしまいかなり大ダメージ。なんでわざわざ中なんだろう?と思ってたんですけど(いや、精液残すだけならわざわざ中でなくたっていいじゃんね)、死んだ女とやることで亮司も生きながら死ぬ、という道を選ぶことを暗示させたのかな、最後の良心と共に。

しかし、残った最後の良心で2人一緒に自首してほしかったよ、やっぱりね。
でも、自首したところで亮司はともかく雪穂には何の救いにもならない、ということなんだろう。
母親を道連れに無理心中を図って、「神様に嫌われて」生き残ってしまった雪穂。
引き取られた施設は、偶然なのか、その「神様」関係の施設で、そこで雪穂はおそらく性的虐待をまた受けたんだろう。亮司には「いたずらされそうになった」とは言ってるけど。
あの加害者と思われる男が入ってくるシルエットが、はりつけのキリストと似ていたのは、いいんだろうか。ここから先は妄想だけど、その男は神の名を唱えながら雪穂に手を出したんじゃないか。(なんかこういう事件があったような気がします…現実で)

そんな雪穂にとって、亮司は同じものを共有している存在だったはず。だけど予想外にヘタレだったせいで(笑?)、雪穂の中でなにかキレたような気がする…いや、これは私の勝手な考えですよ。だって、笹垣に見つかって逃げちゃったなんて、雪穂でなくとも「なんで逃げんのよ!」と言いたくなる。
友彦相手に「俺にまかせておまえは家に帰れ」と言ったシーンはいよいよダーク亮司発動か?!と思ったのに、CM明けた後にヘタレ亮司になってたときは心底がっかりした。
松浦じゃないけど「うっとおしいんだよ」と言いたくなる。
でも、私は実はこのヘタレ亮司は嫌いじゃない。
「バカ女!」って怒鳴るところなんか最高じゃないか。
教会でキレる雪穂を見て「この女普通にやばいよ自首しなきゃ」とは思わず、「なんで俺、好きな女にこんなことさせてんだろう、俺強くなんなきゃ」と思ってしまったのは、やはりヘタレキャラだからな、という解釈でいいのかな。
あの教会のシーンで壊されたのは、亮司の正気なのかも知れない。もう、この2人にはいわゆる「世間の常識」というのは通用しないんだな…と、なぜか「卒業」のワンシーンみたいな逃げ方をした2人を見ながら感じました。あのシーン、現実で考えるとありえない!だけど、そういう心象風景だと思った。

図書館司書の谷口真文に、「なんかやりたいことないの? 小さい頃の夢は?」と問われた時に、「かいぞく」と答えた亮司は、松浦の協力を得て、「船に乗ってる間に死んで、死体を水葬にする」という死亡届を偽造する。
母親が亮司のコートからこの死亡届を見つけ、息子が何をしようとしているのか察するシーンはなんとも痛々しい。決していい母親とは言えなかったのかもしれないけれど、家をでる亮司とのシーンは、母親だったよ…
それから、谷口真文との別れシーンで見せた笑顔、もしかしてドラマの中で唯一の笑顔だったんじゃないかな(少なくとも成長してからでは)。この図書館司書の谷口さん、しばらくは登場しないのかな…。次に登場するときは、きっとあの人がこの場所の存在を知った時なんだろうな。(同じ本を読んでることまで今回気付いてしまったからな…)

俺、レット・バトラーになるよ。

亮司はその手紙を「風と共に去りぬ」の本の中に託した。
雪穂は、その手紙と共に入っていた死亡届のコピーで、亮司の決意を知った。
手紙にもあったように、自分にすべてを捧げるために、太陽から背を向けた人生を歩む亮司の手紙に雪穂は何を思ったんだろう。
最初の行で「昼休みに白夜行の話をしてた人たち」のことを書いたのだけど、やっぱり、雪穂の態度が一番の謎だということで「愛してるけど同時に利用してる」とか「愛なんかないよ」とかで意見が別れてましたよ。私もいまだに雪穂の気持ちに自分なりの答えも出せていない。
白夜行という物語にとって最大のミステリーだからな…。たぶん、ドラマがどんな答えを出しても批判噴出だと思うけど(そして私も納得できるかどうかはわからないけど)、私は見るよ。

しかし、あんな目立つところで抱き合ったりキスしたりはどうかと思う(向かいのホームに人がいたら、その人がいたたまれない)。

西口奈美恵の名刺を見つめる亮司に、ダーク亮司発動の予感!!!(こればっかり言ってる)
少なくとも今週の友彦とのやりとりで、他人にたいしてはダーク亮司なのは確定なので…。

自分的に来週以降のみどころ
・休めといわれた笹垣の暴走
・松浦の暗躍
・ダーク亮司と友彦と奈美恵の裏仕事
・篠塚カッシーはまりすぎ
・更に加速する雪穂の仮面ぶり
・しかし正直な話、次回以降あんまり亮司と雪穂は会わないほうがいいんじゃないかと思うわけですよ。ベッドシーンあるけど(予告では)。

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2006年1月21日 (土)

白夜行を見た(2話)

1回目が2時間だったせいか、2回目の今日はやたらと短く感じました。
流石に毎週2時間は無理でしょうけど、本音を言えば今日も2時間やってほしかったかもしれない。それぐらい密度のある1時間だった。
あと、このドラマの舞台設定がなんか好きだな。
高い煙突から煙がたなびく、無国籍風味で乾燥した、乱雑な街。(実際に撮影している場所の事ではなくて、あくまでもこのドラマだけでのイメージです)
あの煙突からたなびく煙や炎がいいんだなあ。


ここからネタバレ


思い付くまま。


今回は、7年後の2人がそれぞれ追いつめられて、そして再会する話です。
転勤になったはずの笹垣が現れて動揺する亮司。
過去のことで学校で嫌がらせにあう雪穂。(この学校での嫌がらせが昔見た『人間・失格』ぽい。)
しかし、冒頭(1回めラスト)の笹垣と亮司の対峙シーンは何度見てもゾクゾクとする。亮司が去った後に笹垣がこちらを振り向いたけど、見てる私が心臓とまりそうだった…。(もはや恐怖の対象)
そして亮司は、事件の第一発見者の菊池という男から、父親と雪穂があの工事中のビルに入っていく写真を見せられます。見ず知らずの他人として生きていくつもりだったのに、思いもかけぬところから接点が浮かび上がるのを恐れる亮司が、夜の川辺であのハサミをしゃきしゃきさせながら「殺そうかな…」とか呟いてるところ。
あのシーン、じわじわとくる。あのなげやりっぷりがいい。ハサミの音が恐い。
しかし雨が降ってきて、「なんでおれひとりなんだよ」(予告でやってたシーンですね)と叫ぶシーンは、ちょっと電車男(映画)だと思いました…。

それにしても、思いきった性格付けだなあ。
亮司があそこまでヘタレだと誰が想像できたであろうか。(特に雪穂と一緒のシーン)
しかし、考えてみれば原作だと第三者視点だから「どういう奴」ってのは語り手の視点でしかなく、その語り手の視点を通してみた亮司は、小さい頃からどこか冷めた雰囲気を持ち、冷徹に物事をすすめていく…、だいたいこんな感じの人物像を読んだ時に抱いたんですけどね。
でも、私は「ま、いいんじゃね?」と思いました。原作のイメージのままで映像化された作品は、私の中には存在しえないものなので。
…まあ、本音を言えばもうちょっとドライな感じがほしいなあ…(川辺での「殺そうかな…」くらい)
予告を見た感じだと来週から徐々に…って感じかな? 一見ヘタレがダーク面に堕ちていくのが恐い(ダースベイダー?)。ちなみに、私はヘタレ亮司は嫌いじゃない…(笑)

亮司と雪穂の画策した、「藤村都子偽装レイプ事件」。
映像で見せられるとやっぱり…やだな…。でも、冷静に見ると、この計画は穴だらけというか、運任せくさくないですか?
菊池がタイタニックを大人しく見るような奴かどうか調べたのか、とか、いやそもそも亮司がチケット渡していいのか? とか、藤村都子が偽ラブレターでほいほいひとりであんな場所に行くのか? とか思ってしまったのですが。
でも、亮司が言うように「こういうことばっかりうまくいく」のかも知れません。
しかし、「時効がすぎたら2人で太陽の下を手をつないで歩く」のが夢だというのに、やることがエグいよこの2人。かつて、自分たちが苦しむ原因となったことをそのまま、他人にくだすなんて。
それが一番、口封じに効果的だってことを知ってるからだろうけど…。
(亮司が事件をひた隠しにしたい理由は、父親が雪穂にしたことを公にしたくないからだし)

今はまだ、雪穂の夢は純粋に「時効がすぎたら2人で太陽の下を手をつないで歩く」ことだけど、それがいつしか変わってしまうんじゃないかなあ、という気がする。
1話の冒頭で、雪穂が亮司に「なんでそんなことしたのよー!」と詰め寄るシーン、最初はすごく違和感あったんですけど、今回の雪穂の言葉でなんとなくつながりました。そうか、時効成立まであの事件を隠すつもりだったのに、「そんなこと」をしてしまったら、それが明るみにでてしまったら、2人一緒に「その日(2006年11月11日)」を迎えられないもんな。

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2006年1月12日 (木)

白夜行を見た

最初、ドラマになると知ったときはこんなこと書いてた私です。
それから3か月。
期待と不安がほどよく混じりあった感じではじまった第一話は、「背筋が凍るって、こういうことなんだな」と思った。設定上、11歳の女の子の視線でですよ。
子供時代の2人が駅のホームで別れたシーンでひとつの物語が完結したような気持ちです。
そして、成長した亮司が笹垣を見つけるあのラストシーンでふたたび物語が動き出す予感。
重くて救い様がない話だけど、最後まで見届けたいです。ていうか1話からこんなにドップリはまって大丈夫なのか私。

でもいくらなんでも、エンディングはセカチューとかぶり過ぎ。
セカチューのドラマはあれでひとつの完成された世界なので、他に流用すべきではないよなあ。
この白夜行のドラマもすでに1話にして、ひとつの世界を構築してるだけに。

そしてなんで木曜9時なんだ。
今日は一日このことばかり考えてしまったので仕事になりませんでした。やっぱりどう考えても金曜10時向きなので、来週からでもいいから夜王と枠チェンジしてほしいよ…

ここから先は完璧にネタバレですよ。(1/13:見直したので追記しました)


1話は子供雪穂が物語の空気を支配していた。
父親を刺した後、血まみれのハサミを亮司の手からとって、
「あたしが殺したんだよ」
そう雪穂が言って微笑んだシーン。このシーンで背筋がぞくりとした。
あれは11歳の目じゃなかった。
私は原作を読んだとき、どうしても雪穂のイメージが浮かばなかったのだけど、このシーンで確信した。この目と微笑みが雪穂だって。亮司が自分の人生をかけた女なだけある、と、一瞬で納得させられてしまった。

やはりこのドラマのキーパーソンは笹垣ですね。
武田鉄矢恐すぎる。最初、エセにもほどのある関西弁をCMで聴いたときは「えー」と思いましたが、実際には、エセ関西弁は気にならなかった。最後の亮司との対峙シーンなんて夢にでそうなくらい恐い。
そんな笹垣は子供にも容赦しないが、それに対抗する雪穂も恐い。
ハーモニーの包み紙に笹垣が気付いたことに気付いた雪穂のシーンなんて、息がとまったよ。
「きみならスカーレットになれるで」と去り行く雪穂に声をかけ、微笑みを返す雪穂なんて、ある種の神々しさすら(悪魔的というか)感じたもの。

なんか雪穂ばかりだけど、子供亮司も父親がアレなことを雪穂にしているところを見てしまったときに、ダクトから覗かせた表情とかが悲しかった。
思っていたより普通の少年だったから、余計に。

来週からは成長した2人の長い物語がはじまりますね。
雪穂の分まで影を背負ってしまった感のある山田孝之の亮司と、過去など微塵も感じさせないお嬢様風な綾瀬はるかの雪穂は結構いいと思う。まあ、まだ判断できるほど出番ないですけど。というか、見終わった後だと、最初のシーン(2005年12月24日)はいらんかった気がしないでもないよ。

追記

HDDからDVDにダビングしながら、再度見ました。
最初のシーンはいらんかった気がしないでもない、と書いたがとんでもなかった。(まあもう少し短くして雪穂の表情は入れないほうがよかったんでないかな、とは思うけど、あくまでも私の主観だ)
血まみれの亮司が指さして「行って」というのは、子供時代の雪穂が亮司にしたことと同じなんですね。最初の現代シーンはあまりちゃんと見てなかったので気付かんかった。

それにしてもラストの笹垣と亮司のシーンはぞくぞくくるなあ。
亮司の目の色がカットごとに変わっていくんだよ…笹垣が微妙にこっち見てにやりとするんだよ…。
あれが恐い(笹垣が)。

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