« やっぱり出るのか | トップページ | 旭山動物園に行った »

2006年2月26日 (日)

白夜行を見た(7話)

久しぶりに、笹垣大活躍…っていうか大暴走の回です。
初見では、えらい淡々と原作の筋をなぞってるだけだなあ、なんて思ったのですが、2回目見直したら、とんでもなかった。
今までと比べて、今回は犯罪行為らしいことは特にしてないのだけど(しいて言えば、亮司が身分詐称したくらいか)、嵐の前の静けさというか…。
とりあえず、唐沢家の庭のサボテンが増えているのが、非常におそろしいです。
あと、今回のサブタイトルは、「美しき亡霊の」復讐、なのか、美しき「亡霊の復讐」なのか非常に悩みます。っていうか亡霊って誰。
笹垣が篠塚に、亮司のことを「雪穂に取り憑いている亡霊」と言ったけれど、私の個人的な印象だと、むしろ雪穂こそが亮司に取り憑いている亡霊な気がするんだよな。

あと、今回綾瀬はるかが鼻声だったけど、今回みたいにちょっとハスキー声のほうが個人的にはいいかも。でも毎回鼻声ってわけにもいかんしなあ。


「おまえには俺のかわりに昼間の世界に戻ってほしい」
そう言って、亮司は友彦に今後の事を指示し、友彦の前から姿を消した。ああ、私の心のオアシスだった友彦はこれで出番が終わりなのか。寂しい…(でもまだ後で登場する事を微妙に期待します)
友彦は亮司のいうとおり、「リョウって奴は松浦の腰ぎんちゃくみたいだった」と笹垣に証言します。これで、亮司の出した「死亡届」は嘘になる。

また、亮司は雪穂にも「松浦と自分に脅されていた」と証言するように雪穂に電話します。
笹垣の前で、「松浦と桐原亮司を捕まえて下さい」と涙ながらに訴える雪穂。これで、雪穂は被害者に、そして亮司は加害者に、と立場が逆転する。
さらにダメ押しのように、笹垣の前で微笑みを浮かべる雪穂。子供の頃、母が死んだと聞かされてかすかに微笑んだときのように…。この雪穂の微笑みはやっぱり計算してるような気がします。笹垣の怒りをわざと煽って、手を出させて「被害者である自分に対してなんでこんな酷いことをするの?」と周囲にアピール、って感じですかね。これで、笹垣が執拗に雪穂を追っているのも、周囲から見ると異常な行動に見えてくる…と。(まあ、視聴者から見ても最初からなんでそんなに2人を疑ってんだよ、とか思いますけど)

雪穂の元に、高宮誠から電話がかかってくる。
亮司が言った「幸せになれよ」の言葉を思い出しながら、なにやら決意します。そして、まんまと高宮誠を篭絡することに成功しますよ。あのおでん屋?での雪穂の、
「新幹線で2時間半の距離って、可能性ありますか?」って台詞やら、微笑みやら、正直、見習いたいものです(笑)

それからあっという間に2年経過。2002年。だんだんと「あの日」が近付いてきます。

高宮誠は雪穂と婚約しているくせに、会社の派遣社員・三沢千都留に片思い中であることを、篠塚に告白します。
「なんで式まであと1週間なのにそんなこと今さら言い出すんだ」と誰もが突っ込みたいことを、篠塚は高宮誠に聞くと、「付き合いはじめのときに雪穂を妊娠させちゃって…」と。そのことに負い目を感じているっぽい高宮。その雪穂の妊娠に対して疑念を抱いているっぽい篠塚。そして、その男2人の会話を聞き耳たてて聞いているコロンボ亮司。
しかし、この雪穂の妊娠、原作だと偽装妊娠なのでドラマもおそらくそうだと思うのですが、どうやって偽装したのか気になって仕方ありません。ひとりで考えたことなのかなあ? だとしたら恐ろしい女だ。

ネットカフェで再会する2人。このときの亮司のにやり笑い、今までの亮司の笑い方じゃないよね。
亮司のいるウィークリーマンションで、雪穂は高宮が「はた迷惑なピュアさ」のせいで自分との結婚を迷っていたことを知る。
しかし、このときの会話で「なんか穏やかになったよね」と雪穂は亮司に言うんだけど、それは「なんであの時(篠塚にちょっとでも心動かした時)みたいに嫉妬しないの?」とかいうことですか? まあ亮司も亮司で、「何人もの人生狂わせたか知らないけどせめて1人は幸せにしましたって思いたい」だの「雪穂の幸せは俺の免罪符だから」だの言ってしまうんですけどね。
亮司の思いは、「こいつのせいで俺と俺の家族はおかしくなって、だから俺はこんなになってしまった、俺のせいじゃない」と思っていた松浦という存在がいなくなって、ある意味での自分の存在理由にぽっかり穴が開いたのを「すべてが雪穂のため」という理由付けで埋めた、のかなあ?
(日本語おかしいよ)

ところで、やっぱり言いたい。
えーと、高宮誠は実はぽっちゃr(y な女性が好みなのでしょうか。ちょっと、画面の前で固まりました。私の記憶の中での佐藤仁美はもっと違っていたんだけど…
なんでも都合よく考える私は、きっと「肝っ玉かあさん」が本来の高宮誠の好みではないか、という結論に達しました。ぼんぼん育ちっぽいしね…、甘えさせてくれるタイプに弱いのではないか。あの三沢ちづるはそんな感じ。
彼女、派遣社員だけど、もしかしたら新人でぼんぼんの高宮のフォローなんかもしてたんじゃないかなあ? 
…、なんでこんなところで高宮がちづるに惹かれた理由を必死で考えてるんだろう私…

それはともかくとして、高宮と雪穂が式をあげるクイーンホテルに泊まるちづるに、直接会って告白することにした高宮誠。
それを阻止するために、亮司は暗躍をはじめます。
雪穂に高宮を足留めさせ、ちづるを別のホテルに誘導する。
しかし、高宮は篠塚と口裏を会わせ、雪穂を置いてホテルに向かってしまう。
そして、亮司もまた、ちづるの泊まるホテルに、あの笹垣がやってきたところを見てしまう。

笹垣の執着ここに極まれり、ですよ。「唐沢雪穂の結婚式に絶対、桐原亮司は現れる」と主張する笹垣に、上司は「手帳はつかうな」と言います。すでに、「刑事」という肩書きをつかって唐沢家に入っていたことにたいしても、礼子から苦情を言われていた(これも最初のシーンでの雪穂の計算どおりかと)笹垣は、この段階ですでに「刑事」という肩書きの限界に気付いていたのかもしれません。

いやー、こっちまで緊張した。笹垣が出ると条件反射で身体が「逃げ」の体勢に入ります。
絶対絶命、おまけにちづるまでチェックインしてしまう…と思った瞬間、ちづるが亮司の前を通ります。
ちづるは、高宮からもらった折り畳み傘をタクシーの中に忘れていた。わざわざ取りに戻ったということは、やはり、ちづるも高宮のことを意識していたんだなあ。
「指名手配の犯人を見張るために部屋をゆずってほしい」という偽刑事・亮司の申し出に快く応じるちづる。しかし、「いかにも刑事っぽい演技してます」な亮司の演技がうますぎだよやまだ。まさに、亮司にとっては恵みの雨だった。

笹垣がチェックインの手続きをしている隣で、篠塚と高宮がちづるがチェックインしたかどうかを訪ねると、2人の目の前で「三沢千都留がキャンセルする」という電話。
結局、雪穂と結婚する運命だったんだ…とあきらめ、ひとりトイレに行く高宮。
その「雪穂」の名前に反応する笹垣。笹垣は残っていた篠塚に「桐原亮司」の写真を見せる。
「雪穂に取り憑いている幽霊」だと言う笹垣に、篠塚は不審に思いつつも…。
ついに、この2人が接触してしまいました。
2人を執念で追いかける男と、雪穂に疑念を抱く男。この2人がどのようにして亮司と雪穂をおいつめていくのか、期待します。笹垣が江利子の事件を知るのか、それとも篠塚が藤村都子の事件を知るのか…?

そして、笹垣の鋭い視線の中、高宮誠と雪穂の結婚式は無事に終わる。
2人を乗せて飛び立った飛行機を見送りながら亮司がたそがれていると、近くで携帯で話している女がいた。
「あたしは、幽霊みたいなもんだから」
「じゃあ、奥さんとお幸せに」
電話を切ると、涙を流しはじめる女。その女を見つめる亮司。

『投稿者:レットバトラーの幽霊
俺には幸せにしたい人がいます
だけど、その人が本当に幸せになってしまったら
俺を必要とする人がこの世にいなくなってしまう』

あの図書館の掲示板に書き込みされたこの投稿。
谷口真文はこの書き込みを見ながら何を思ったのか…。
それにしても、雪穂のために何もかも捨てたとはいえ、誰にも名前を呼ばれない人生って寂しすぎるよ。

ウィークリーマンション?の屋上で、足を宙ぶらりんに投げ出しながら座っている亮司(私は高いところは平気なのですが、やはり画面で見ると若干恐怖を感じるよ)の元に、
「リョウ」
雪穂がやってくる。
そして、高宮誠の会社のIDカードとパスワードを渡す(しかし、なんて杜撰な管理だ! と思うが2002年じゃまだ個人情報保護法案前だからな…)。これで、会社のデータを盗んでどこかの会社にもぐりこめばいいと言う雪穂。
「こんなもののために結婚したの?」
「あと、お金」
最初っから財産と慰謝料目当ての結婚かあ…(が、まあ高宮も高宮で内心別の女に惹かれているのでなんとも言えず)。この結婚は売春みたいなもんだ、と。
「リョウの幸せが私にとっての免罪符なんだよ」
「リョウがやったことは、私の為にしてさ、 私がやったことは、リョウの為にしてさ。 そうやって、やったこと、正当化しまくって生きていこうよ 」
「最悪だな」
もう、何も言うことなどない…。
この2人(というか雪穂)には最初っから同情はしてないけど(子供の頃の性的虐待は別にして)、開き直りっぷりに、むしろ、頭が下がります。
でも、「おかえり」「ただいま」のシーンはちょっとキタ。ちょっと「ロングラブレター」を思い出したよ(私だけか)(そういや、LLLの翔ちゃん=山田孝之というのを認識したのは割と最近でした…)
雪穂の、「最初から何ももってない、リョウ以外」というのは、きっとあの冒頭の2005年のシーンにつながってくるんでしょうね。亮司しかいない雪穂が、亮司を失った後どうなるのか…。

笹垣は警察を辞め、探偵になります。
もはや、2人を追いつめる以外の目的などないような。
弥生子に「旦那と愛人を息子に殺されたら」って言ってたけど、いつ松浦が亮司に殺されたと気付いたんだろうか。たぶん来週以降に明らかになると思うけど。

あと、最後の「メモリックス(なんかライブドアっぽい色合いのロゴだった気が)」で「秋吉」として働く亮司が、映画の電車男っぽかった件(本人だけどな)。

私的次回のみどころ
・原作どおりにゴルフ場で運命の再会と雪穂の睨み
・電車男じゃなくて秋吉主任の今後
・大江図書館の掲示板で繰り広げられるであろう書き込み

※ところで、役者のプライベートはドラマとは関係ないとはいえ、ちょっと白夜行に関しては、少し話題が多すぎでなかろうか。(しかも微妙にドラマの内容と被ってるところがなんとも言えず)
渡部さんの離婚とか、やまだの「実は子供いました」とか、…おまけにカッシーまで離婚だなんて…
とりあえず、もう何もないことを祈るよ。

|

« やっぱり出るのか | トップページ | 旭山動物園に行った »

コメント

渡部さん、山田さん、カッシーさんってなんか似てる・・・
役者と家庭両方はムリ・・・役者バカなんでしょうね。
そんな山田さんが私は大好きですけどね。

投稿: 初めまして | 2006年2月26日 (日) 18:41

>>初めまして 様

確かにこの御三方、ドラマ上では全く私生活を感じさせないところは、まさに役者バカですよね。私も、そんなところが凄い!と思います。
あと1か月、キャストもスタッフも何事もなく(ドラマはどんどん悲惨になっていうくえど)最終回を迎えてほしいですね。

投稿: はるまき | 2006年2月26日 (日) 22:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/123965/8822396

この記事へのトラックバック一覧です: 白夜行を見た(7話):

« やっぱり出るのか | トップページ | 旭山動物園に行った »