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2006年2月26日 (日)

旭山動物園に行った

とりあえず、このほっきょくぐまの違いを見てほしい。

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上が昨年6月に行ったときの写真で、下が今日撮った写真です。
やはり、冬のほうがいきいきしていた。

それから、冬といえばぺんぎんですよ。

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しかし、ひなのくせに貫禄たっぷりなのは何故なんだ。

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白夜行を見た(7話)

久しぶりに、笹垣大活躍…っていうか大暴走の回です。
初見では、えらい淡々と原作の筋をなぞってるだけだなあ、なんて思ったのですが、2回目見直したら、とんでもなかった。
今までと比べて、今回は犯罪行為らしいことは特にしてないのだけど(しいて言えば、亮司が身分詐称したくらいか)、嵐の前の静けさというか…。
とりあえず、唐沢家の庭のサボテンが増えているのが、非常におそろしいです。
あと、今回のサブタイトルは、「美しき亡霊の」復讐、なのか、美しき「亡霊の復讐」なのか非常に悩みます。っていうか亡霊って誰。
笹垣が篠塚に、亮司のことを「雪穂に取り憑いている亡霊」と言ったけれど、私の個人的な印象だと、むしろ雪穂こそが亮司に取り憑いている亡霊な気がするんだよな。

あと、今回綾瀬はるかが鼻声だったけど、今回みたいにちょっとハスキー声のほうが個人的にはいいかも。でも毎回鼻声ってわけにもいかんしなあ。


「おまえには俺のかわりに昼間の世界に戻ってほしい」
そう言って、亮司は友彦に今後の事を指示し、友彦の前から姿を消した。ああ、私の心のオアシスだった友彦はこれで出番が終わりなのか。寂しい…(でもまだ後で登場する事を微妙に期待します)
友彦は亮司のいうとおり、「リョウって奴は松浦の腰ぎんちゃくみたいだった」と笹垣に証言します。これで、亮司の出した「死亡届」は嘘になる。

また、亮司は雪穂にも「松浦と自分に脅されていた」と証言するように雪穂に電話します。
笹垣の前で、「松浦と桐原亮司を捕まえて下さい」と涙ながらに訴える雪穂。これで、雪穂は被害者に、そして亮司は加害者に、と立場が逆転する。
さらにダメ押しのように、笹垣の前で微笑みを浮かべる雪穂。子供の頃、母が死んだと聞かされてかすかに微笑んだときのように…。この雪穂の微笑みはやっぱり計算してるような気がします。笹垣の怒りをわざと煽って、手を出させて「被害者である自分に対してなんでこんな酷いことをするの?」と周囲にアピール、って感じですかね。これで、笹垣が執拗に雪穂を追っているのも、周囲から見ると異常な行動に見えてくる…と。(まあ、視聴者から見ても最初からなんでそんなに2人を疑ってんだよ、とか思いますけど)

雪穂の元に、高宮誠から電話がかかってくる。
亮司が言った「幸せになれよ」の言葉を思い出しながら、なにやら決意します。そして、まんまと高宮誠を篭絡することに成功しますよ。あのおでん屋?での雪穂の、
「新幹線で2時間半の距離って、可能性ありますか?」って台詞やら、微笑みやら、正直、見習いたいものです(笑)

それからあっという間に2年経過。2002年。だんだんと「あの日」が近付いてきます。

高宮誠は雪穂と婚約しているくせに、会社の派遣社員・三沢千都留に片思い中であることを、篠塚に告白します。
「なんで式まであと1週間なのにそんなこと今さら言い出すんだ」と誰もが突っ込みたいことを、篠塚は高宮誠に聞くと、「付き合いはじめのときに雪穂を妊娠させちゃって…」と。そのことに負い目を感じているっぽい高宮。その雪穂の妊娠に対して疑念を抱いているっぽい篠塚。そして、その男2人の会話を聞き耳たてて聞いているコロンボ亮司。
しかし、この雪穂の妊娠、原作だと偽装妊娠なのでドラマもおそらくそうだと思うのですが、どうやって偽装したのか気になって仕方ありません。ひとりで考えたことなのかなあ? だとしたら恐ろしい女だ。

ネットカフェで再会する2人。このときの亮司のにやり笑い、今までの亮司の笑い方じゃないよね。
亮司のいるウィークリーマンションで、雪穂は高宮が「はた迷惑なピュアさ」のせいで自分との結婚を迷っていたことを知る。
しかし、このときの会話で「なんか穏やかになったよね」と雪穂は亮司に言うんだけど、それは「なんであの時(篠塚にちょっとでも心動かした時)みたいに嫉妬しないの?」とかいうことですか? まあ亮司も亮司で、「何人もの人生狂わせたか知らないけどせめて1人は幸せにしましたって思いたい」だの「雪穂の幸せは俺の免罪符だから」だの言ってしまうんですけどね。
亮司の思いは、「こいつのせいで俺と俺の家族はおかしくなって、だから俺はこんなになってしまった、俺のせいじゃない」と思っていた松浦という存在がいなくなって、ある意味での自分の存在理由にぽっかり穴が開いたのを「すべてが雪穂のため」という理由付けで埋めた、のかなあ?
(日本語おかしいよ)

ところで、やっぱり言いたい。
えーと、高宮誠は実はぽっちゃr(y な女性が好みなのでしょうか。ちょっと、画面の前で固まりました。私の記憶の中での佐藤仁美はもっと違っていたんだけど…
なんでも都合よく考える私は、きっと「肝っ玉かあさん」が本来の高宮誠の好みではないか、という結論に達しました。ぼんぼん育ちっぽいしね…、甘えさせてくれるタイプに弱いのではないか。あの三沢ちづるはそんな感じ。
彼女、派遣社員だけど、もしかしたら新人でぼんぼんの高宮のフォローなんかもしてたんじゃないかなあ? 
…、なんでこんなところで高宮がちづるに惹かれた理由を必死で考えてるんだろう私…

それはともかくとして、高宮と雪穂が式をあげるクイーンホテルに泊まるちづるに、直接会って告白することにした高宮誠。
それを阻止するために、亮司は暗躍をはじめます。
雪穂に高宮を足留めさせ、ちづるを別のホテルに誘導する。
しかし、高宮は篠塚と口裏を会わせ、雪穂を置いてホテルに向かってしまう。
そして、亮司もまた、ちづるの泊まるホテルに、あの笹垣がやってきたところを見てしまう。

笹垣の執着ここに極まれり、ですよ。「唐沢雪穂の結婚式に絶対、桐原亮司は現れる」と主張する笹垣に、上司は「手帳はつかうな」と言います。すでに、「刑事」という肩書きをつかって唐沢家に入っていたことにたいしても、礼子から苦情を言われていた(これも最初のシーンでの雪穂の計算どおりかと)笹垣は、この段階ですでに「刑事」という肩書きの限界に気付いていたのかもしれません。

いやー、こっちまで緊張した。笹垣が出ると条件反射で身体が「逃げ」の体勢に入ります。
絶対絶命、おまけにちづるまでチェックインしてしまう…と思った瞬間、ちづるが亮司の前を通ります。
ちづるは、高宮からもらった折り畳み傘をタクシーの中に忘れていた。わざわざ取りに戻ったということは、やはり、ちづるも高宮のことを意識していたんだなあ。
「指名手配の犯人を見張るために部屋をゆずってほしい」という偽刑事・亮司の申し出に快く応じるちづる。しかし、「いかにも刑事っぽい演技してます」な亮司の演技がうますぎだよやまだ。まさに、亮司にとっては恵みの雨だった。

笹垣がチェックインの手続きをしている隣で、篠塚と高宮がちづるがチェックインしたかどうかを訪ねると、2人の目の前で「三沢千都留がキャンセルする」という電話。
結局、雪穂と結婚する運命だったんだ…とあきらめ、ひとりトイレに行く高宮。
その「雪穂」の名前に反応する笹垣。笹垣は残っていた篠塚に「桐原亮司」の写真を見せる。
「雪穂に取り憑いている幽霊」だと言う笹垣に、篠塚は不審に思いつつも…。
ついに、この2人が接触してしまいました。
2人を執念で追いかける男と、雪穂に疑念を抱く男。この2人がどのようにして亮司と雪穂をおいつめていくのか、期待します。笹垣が江利子の事件を知るのか、それとも篠塚が藤村都子の事件を知るのか…?

そして、笹垣の鋭い視線の中、高宮誠と雪穂の結婚式は無事に終わる。
2人を乗せて飛び立った飛行機を見送りながら亮司がたそがれていると、近くで携帯で話している女がいた。
「あたしは、幽霊みたいなもんだから」
「じゃあ、奥さんとお幸せに」
電話を切ると、涙を流しはじめる女。その女を見つめる亮司。

『投稿者:レットバトラーの幽霊
俺には幸せにしたい人がいます
だけど、その人が本当に幸せになってしまったら
俺を必要とする人がこの世にいなくなってしまう』

あの図書館の掲示板に書き込みされたこの投稿。
谷口真文はこの書き込みを見ながら何を思ったのか…。
それにしても、雪穂のために何もかも捨てたとはいえ、誰にも名前を呼ばれない人生って寂しすぎるよ。

ウィークリーマンション?の屋上で、足を宙ぶらりんに投げ出しながら座っている亮司(私は高いところは平気なのですが、やはり画面で見ると若干恐怖を感じるよ)の元に、
「リョウ」
雪穂がやってくる。
そして、高宮誠の会社のIDカードとパスワードを渡す(しかし、なんて杜撰な管理だ! と思うが2002年じゃまだ個人情報保護法案前だからな…)。これで、会社のデータを盗んでどこかの会社にもぐりこめばいいと言う雪穂。
「こんなもののために結婚したの?」
「あと、お金」
最初っから財産と慰謝料目当ての結婚かあ…(が、まあ高宮も高宮で内心別の女に惹かれているのでなんとも言えず)。この結婚は売春みたいなもんだ、と。
「リョウの幸せが私にとっての免罪符なんだよ」
「リョウがやったことは、私の為にしてさ、 私がやったことは、リョウの為にしてさ。 そうやって、やったこと、正当化しまくって生きていこうよ 」
「最悪だな」
もう、何も言うことなどない…。
この2人(というか雪穂)には最初っから同情はしてないけど(子供の頃の性的虐待は別にして)、開き直りっぷりに、むしろ、頭が下がります。
でも、「おかえり」「ただいま」のシーンはちょっとキタ。ちょっと「ロングラブレター」を思い出したよ(私だけか)(そういや、LLLの翔ちゃん=山田孝之というのを認識したのは割と最近でした…)
雪穂の、「最初から何ももってない、リョウ以外」というのは、きっとあの冒頭の2005年のシーンにつながってくるんでしょうね。亮司しかいない雪穂が、亮司を失った後どうなるのか…。

笹垣は警察を辞め、探偵になります。
もはや、2人を追いつめる以外の目的などないような。
弥生子に「旦那と愛人を息子に殺されたら」って言ってたけど、いつ松浦が亮司に殺されたと気付いたんだろうか。たぶん来週以降に明らかになると思うけど。

あと、最後の「メモリックス(なんかライブドアっぽい色合いのロゴだった気が)」で「秋吉」として働く亮司が、映画の電車男っぽかった件(本人だけどな)。

私的次回のみどころ
・原作どおりにゴルフ場で運命の再会と雪穂の睨み
・電車男じゃなくて秋吉主任の今後
・大江図書館の掲示板で繰り広げられるであろう書き込み

※ところで、役者のプライベートはドラマとは関係ないとはいえ、ちょっと白夜行に関しては、少し話題が多すぎでなかろうか。(しかも微妙にドラマの内容と被ってるところがなんとも言えず)
渡部さんの離婚とか、やまだの「実は子供いました」とか、…おまけにカッシーまで離婚だなんて…
とりあえず、もう何もないことを祈るよ。

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2006年2月23日 (木)

やっぱり出るのか

http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200511000027

ドラマ白夜行のビジュアルブック、だそうです。
とりあえず、前、ドラマせかちゅーのビジュアルブック買ったときは「なんじゃこの紙質はなめとんのか(笹垣口調)」と思ったので、今度はちゃんとコート紙にしてほしいよ。でも紙質には期待しないでおこう。

それにしても、7話はわりと淡々と進みましたねー。
嵐の前の静けさか。でもラストの笹垣と弥生子のシーンはやばい。ていうか
「ささがき は たんてい に てんしょく した!」
は予想外でした…。
ひげなし亮司に違和感が(恐ろしいな慣れって)。しかし、りょうちゃん、高いところ好きなんだな…(私も好きだが、正直落ちそうでハラハラしました)


細かい感想は今度また。

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2006年2月22日 (水)

トリノオリンピックって…

正直、はじまる前から「うーん、今回は正直あんまり…」と思っていたけど、やはりカーリングは見てておもしろかった! 準決勝とか決勝も見たい。
長野ではじめて知ったのですが、正直、道民だけど何も知らなかったよ…

まあ、そんなわけで映画「シムソンズ」でも見にいこうかなあと思った次第です。いつ見にいけるのか。

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2006年2月19日 (日)

白夜行を見た(6話め)

このドラマで松浦を演じるのが渡部篤郎と知ってから、ずっと、今日の話を期待してました。
そして実際にドラマが始まってから、思っていた以上に松浦と亮ちゃんの絡みが多くて、この2人のシーンが一番見てて楽しかったというか、ハラハラしました。
そんな気持ちで盛り上がりつつ(現実の横やりでテンション下がりつつ)、今回の放送を見ました。
始まる前は「もしかしたら今日で見るのやめちゃうかも」と毎回必ず思うのですが、今回ほどそう思ったことはなかった…。だけど見始めてしまうとやっぱり次回が気になる。
しかし、まさか古賀刑事があんな無惨にも殺されてしまうとは。やけに強調される家族写真やら先週からの活躍やら、いかにも死にますといわんばかりでしたが、裏をかいて重傷くらいで、と心から祈っていたのにな。
亮司と雪穂に全く関係ない人の人生までも狂わされてきている…。古賀刑事の奥さん、後あとにも出てきそうな気がするのですが気のせいかな。

今回のサブタイトルいいですよね。「白夜の終わり」
最初これを新聞で見たとき、「最終回前みたいなサブタイトルだな」とか思ったのですが。
「亮ちゃんさ〜、白夜って知ってる? 夜なのに、太陽が出ててさ、夜が、昼みたいになってさ、」
はじめて出てきたこのドラマのタイトル「白夜」。まさか松浦からでてきた言葉とは。
「だらだらぐずぐず、人生は続くって話」

※今回は今までで一番長くなってしまいました。
やはり、お気に入り人物がいなくなるのはかなり痛いです…


私は、このドラマの松浦が好きでしたよ。悪党だけどある意味、一番筋が通っていた。
そんな彼が何故、あんなヘタレだった亮ちゃんを手もとに置いていたのか。その答えが今回明かされました。
その答えに最初に気付いたのが、友彦だった。
まあ、ドラマオリジナルの松浦の過去については「ちょっとつくりすぎ?」と思わなくもないですが、でも、松浦がなんで亮司にあそこまで執着していたのか? という点で私はとても納得できました。単純にSだからMな亮ちゃんをいじめるのが楽しかった、でもいいけど(笑)

友彦は亮司に言う。
「お前に見捨てられるの、恐いんじゃないかな、松浦さん」
「脅したり、殴ったりするのはさ、愛情の裏返しっていうか 」
それに対して、亮司は「俺それをいつまで受けいれ続けなければならないの?」と聞く。
そんな亮司に友彦は、「俺が想像してるお前の考えてる方法よりまし」と言ったら急にいつもの腹痛に襲われる。
「本当の強さってのは、打たれても打たれても何度でも立ち上がる力のことだぞ」

友彦って、本当にこのドラマに似つかわしくないくらい素直で、いうなれば「太陽の下を歩いてる」人間だなあ。なにげに物事の本質も見極めている。亮ちゃんも、友彦といたら年相応(不精ひげさえ剃れば)の表情になるもんなあ。ちゃんと心から笑えてるし。しかも友彦、そんな亮ちゃん見て心底喜んでるし。
亮ちゃんって本当にバカ。いつだって太陽はちゃんとそばにあったんだよ、と言いたくなる。しかし、あの銭湯シーンは「ウォーターボーイズリスペクト?」とか思っちゃいましたが(笑) 
尻見せも相当なもんだが、握るのも相当なもんです。

銭湯ではだかのおつきあいをしながら、亮司はもう少し、粘ってやろう、と決意する。まだ自分は自分の状況を笑える、終わらぬ白夜はないのだと。

そんな亮司の思いとは裏腹に、雪穂は松浦への殺意をつのらせていた…。
雪穂にとって、松浦は自分と亮司の前に立ちはだかる邪魔な枝のようなもの。枝を切るように、彼をも消してしまおうと決意する。
篠塚に「眠れない」と嘘をつき睡眠薬をもらったのは、何だろうなあ。単純に義母に飲ませてぐっすり眠らせておくため?(「爽命酒」に入れてたし)
そのときの篠塚の態度も、雪穂が関係してるんじゃないかということを探り入れているようだったし。

偽造ゲームに関するガサ入れが入ると聞いて、必死でデータを消す亮司。つい突っ込みたくなる。この場合HDDを物理的に破壊すべきじゃないか?と。それはともかく、松浦がデータを持っていないか確認してくれ、と男に言われ、松浦の携帯に電話をかける亮司。
しかし松浦は電話にでない。
その頃、松浦の元には、亮司の母・弥生子が訪れていた…。
そして2人を尾行する古賀の姿。

弥生子は、「あの写真とネガを買い取りたい」と松浦に申し出る。
松浦があの写真とネガで亮司を脅して悪事を働かせている、彼女なりに出した結論。
「ねえよ」とうそぶく松浦をよそに、必死でネガを探しだして見つける弥生子。
部屋から出ようとする弥生子を、身体で押さえつけようとする松浦、そしてその場にかけよる古賀。
「婦女暴行の現行犯で逮捕する!」
古賀が抵抗する松浦に手錠をかけようとした瞬間、松浦は目の前にあった包丁で古賀を刺した。

ところで、このシーンの次に七味が転がりおち、笹垣が不安を感じる…というところが流れたのですが、まさか「七味唐辛子の伏線(なんかのテレビ雑誌で田中幸太朗が言ってたらしい)」ってこれかー?!!! と別の意味で驚愕しました。

刺された古賀は、それでも松浦を捕まえようとするが倒れてしまう。
ほとんど虫の息のような状態になった古賀に、松浦は
「俺、何も悪くないよねー」
と、その背に包丁を突き刺した。
これって、ひと昔前だったらもっと血まみれな感じのシーンだったんだろうな…(ケイゾクの真山を思い出してみる)。何度も何度も執拗に古賀を刺す松浦、そして動けない弥生子。
弥生子が、ふと玄関を見ると、そこには電話にでない松浦を訪ねてきた亮司が立っていた。
「どういうこと?」子供のような若干舌っ足らずな口調で母親に状況を訪ねる亮司。
「写真を取り戻そうとして…」子供の視線に気付いた弥生子が胸元をかき合わせる。「違う…」その弥生子の言葉は亮司には通じない。そして、

あの日、父親を刺したように、松浦を刺した。第二の殺人。

この「マジ…?」からの一連のシーンに、泣きはしませんでしたが息がとまりました。
以前、松浦と亮司の関係は「疑似父子」って書いたけど、もっと近しい存在だったんだなあ。松浦が言うように、やっぱりこの2人は似ている。というか、亮ちゃんは松浦の事が嫌いなくせに松浦と同じ生き方を選んでしまっている。
偽造レイプ(いやこれは本物だって犯罪だよ)、死亡届けの偽造、偽造カードに海賊版ゲーム。なにひとつとして「ホンモノ」じゃない。そして、父親を殺した犯人なのに、殺された被害者の息子、というニセモノの立場。
だからこそ、松浦は自分と一緒に裏街道を歩かせたかったんだろうか。パチモン同士仲良くやろうじゃないの、亮ちゃん。みたいな。でもそんな松浦のひねくれた愛情は通じていなかった。
私は4話の感想で、「(亮司が奈美江を裏切ったように)2人(松浦と亮司)の関係が終了するときも、今回のように最後は亮司が裏切る、のかなあ?」と書いたけど、松浦からしたらきっと裏切られた、と感じたんだろうなあ。「あんたなんかいらない」なんて言われて。やっぱり、俺と亮ちゃんは所詮まがいもんの関係なんだよな、って。
最期の「パチモンでも捨てたもんじゃない」、あれは「それでも俺は亮ちゃんといてわりと楽しかった」みたいなふうにも聞こえました…。

亮司は、母親に「松浦がこいつ殺したんだって、警察にはそれだけ言ってくれるかな」と言う。 そんな亮司に、母はただ「それでいいの?」としか言えない。
本当は、ちゃんと罪を償わせて真っ当な道を歩かせてやりたいと願っているのに、それを伝えることができない。ただ、ネガを置いて立ち去るだけしかできなかった弥生子。
もし、ここで息子を抱きしめていればまだ、違ったかもしれないのに…。

松浦に電話をしようとしている雪穂の前に、ネガを持った亮司が現れる。何故、それを持っているのか、亮司のコートに付いた返り血で瞬時に悟る雪穂。
「なんで、なんでそんなことしたのよ!」

一話の回想シーンやら予告やらで、たびたび流されたこのシーン。たぶん松浦殺害時のシーンだろうなあということは予想していたのですが、まさか、「なんで殺したのよ?!」じゃなくて「あたしも殺ろうとしてたのに先にやっちゃうんだもんなあ」と続くとは予想外でしたよ…。でも、子供の時の事件も、今回の松浦の事件も、実際に殺した亮司は突発的な行動なのに対し、雪穂の場合は「ころしてやりたい」という殺意が先にあった、というのがなあ…。
このとき、亮司が言った「皆死ねばいいと思っていた」というのは、松浦が古賀を刺したときの「俺悪くないよねー」を思い出す。こんなふうになったのは、俺のせいじゃない。俺のせいじゃ…

「だから、やったのは、あたしだよ」

子供のときと同じ言葉。1話のときの感想を見たら「この目と微笑みが雪穂だって。亮司が自分の人生をかけた女なだけある、と、一瞬で納得させられてしまった。」と書いてました。でもって、今回はというと、この台詞よりもむしろその後の、
「偽造はできないけど、金ならいくらでもふんだくってこれる」
「強姦はできないけど、リョウが好きな女のオトコ、寝取るくらいはできる」
「お返しに、リョウをもう一度太陽の下に戻してあげる」
という言葉の方が強烈すぎます。しかもこのときの雪穂、なんか、妙な母性を感じた。なんというか既に恋愛感情とかそういうものを超越してるよね。なんていうか、親が子供を守るためならなんでもするわ、みたいな本能。で、亮司も亮司で、雪穂の前では子供のように泣きじゃくる。でも2・3話の頃のヘタレ亮ちゃんじゃなくなっちゃたなあ。
しかし、このときの雪穂の言った「太陽」、それはもうニセモノでしかないことを2人は知っていたんだろう。それでも、その偽物に救いを求めたかった亮司。
部屋に戻った亮司が見つけた、「今度昼間歩こう 友」の置き書きと、温泉行きのチケット。
本物の太陽からの誘いも、もう時既に遅しだった…。

古賀の死体と対面する笹垣と古賀の妻。
「古賀は、笹垣さんを見ると、父という言葉を思い出す」
というのを聞いて、このドラマのもうひとつのキーワードは「父」かな? と思いました。太陽を奪われた=父親を奪われた?
 (日本だと太陽は天照大神=女神、だけど、太陽=男神、という神話も多いしなあ…うーん、妄想)
カップラーメンに七味を入れて真っ赤になった中身は、古賀の無念さそのものでした。そして笹垣の執念に新たな炎が灯る…。無惨にも命を奪われた古賀のため、あるいは古賀の家族のため。

雪穂は庭に何かを埋めている(ここ注目)。
見上げた空には太陽、その太陽を掴もうと手をのばす…。

そして、亮司は友彦に後を託す。
かつて亮司の住んでいた部屋にひとり立つ友彦、そして警察がやってくる。
「ここに松浦ってやつおったろ、あともうひとり」
「リョウ、って人のことですか?」
亮司の指示どおりに、他人事のように言う友彦。そしてキレる笹垣。友彦、なぐられてばかりだ…。
これで、亮司と友彦の関係も終わりなのかと思うと寂しくて私が泣きそうだ…。今回は一気に2人死ぬわ、友彦はいなくなるわで次回から新展開って感じ。

私的次回のみどころ
・雪穂にターゲットにされた高宮誠の人生やいかに。「妊娠させちゃったんだ…」
・にやり笑いの亮司が恐い。(ひげがないよ!!)
・「幽霊みたいなもんだからさ」栗原典子が登場しますよ(私は原作で好きなのは、友彦と典子なので楽しみ)
・「誰も俺の名前を呼んでくれない」

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2006年2月18日 (土)

柴咲コウ「影」(白夜行主題歌)

アマゾンだとこんな感じですが、iTMSだとEP版(シングルまるごと)で300円なんだよな…
※19日に見たら450円でした。やはり300円だと足がでるのかね。
当然、iTMSの方から購入したほうが断然お得なわけですよ。
(でもレンタルの方がもっと安いか)
ぶっちゃけ、私はCDシングルは現物は購入しない主義なので、こういう感じでDLできるのは非常にありがたいです。

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2006年2月15日 (水)

タイトルなしですよ

あえて固有名詞もリンクも貼らず。(たぶんそのうち消えます)

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000018-spn-ent

何度か名前も出してるあの人の騒動です。
毎度毎度いろいろと驚かされるばかりなんですが(こんなスキャンダルは初めてだったと思うけど)、これは予想の斜め45度直撃です。
この一報を見た時に真っ先に思ったのが、「えっ、なんでこの時期? だってドラマやってる途中なのに?」ですよ。
22で一児の父親は…まあ、身内にいるからなあ(しかも今回と似たケース)とか、対応も、まあ…そのときの事思い出せばこんなもんかなあ…とか煮え切らない気持ちはあるが、憶測はやめておきます。
どうせ、これから記事も嫌というほど出てくるかもしれないけど、正直、これ以上はいいかな。めんどくさいし、たぶん、読んだら気持ちも荒むし(ただでさえドラマが鬱系なのにね)。
ただ、問題は「隠し子」と書かれてしまった子供の将来なんだよなあ。
本当、このあたりだけは当事者同士でなんとかしないといかんと思う。実情はどうであれ。

実際の記事は異様なまでに好意的で気持ち悪いくらいです。
(実際の新聞まで買いました…アホや…)
(まあ、これから出てくるであろう夕刊紙・週刊誌についてはどうでもいい)
最近「メディアリテラシー」という言葉を覚えたので(覚えたての言葉は使いたくなる)すが、その中の「報道の十か条」というのをここに書いておきます。つまり、そういうことなんです。

ttp://www23.big.or.jp/~doranise/nikki/10.htm

1.情報を流して得する人を考えてみましょう。
2.可能な限り情報の出所(リソース)を確認しましょう。
3.コメントはその人の意見であって事実ではありません。
4.片寄った意見はなんらかの裏があるはずです。情報だけを見るようにしましょう。
5.2つの意見があるとき、マスコミの誘導に載らない決断力を持ちましょう。
6.雑誌や番組のタイトルや見出しに惑わされず、中身を見るようにしましょう。
7.意見の偏りや専門を見極めるために、情報提供者(や出所)の名前を覚えるようにしましょう。
8.メディアの人間がアクシデントに対しどんな対応をするか見極めましょう。
9.メディアは知っていることすべてを報道するわけではないことを覚えておきましょう。
10.大勢が判明するまでなにかを語ることは避けましょう。

なので、10.にしたがうことにします。

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2006年2月11日 (土)

白夜行を見た(5話)

正直、あまりハマリこんで見てはいけないドラマだ、と思う。
といいつつ、見てしまう…そして落ち込むんだ…。自分から鬱のスパイラルに飛び込んでますよ(笑)もうね、駄目、心底沈む。
冗談抜きでこのドラマ、Rー15とかにすべきだよ。自分に子供いたら見せたくないもん(でも、私が子供だったら隠れて見ちゃいそうだけど)。

雪穂の、幸せな人間に対する嫉妬は、正直、自分もそういうことを思ったことがあるので見てて古傷が痛んだ。幸せな家庭をめちゃくちゃにしてやりたい、ということを言った人間も身近にいた。もちろん、現実に行動に移したりはしなかったけど。ただ、あの頃は相当荒れていたので、もし行動に移すきっかけがあったら…と思うと背筋が凍るよ。
だからこそ、今回の雪穂の言動は恐ろしいし、また哀れさすら感じたなー。
他人のことなんてどうでもよくて、自分の我侭を通すだけの子供。雪穂は結局「女」にすらなれないのかも知れない。女にすらなれないのなら、悪女なんて、到底無理。ラストの涙は制作者が同情をかおうとしているみたいで余計だ、という意見が結構多かったのですけど、私はリアルタイムで見たときはそんなこと思う余裕もなかったな。
亮司も、普通の感覚から言ったらかなり壊れてるんだけど、まだぎりぎりのラインの上にのっかってるように見える。でも雪穂のだだっ子ぶりを受け止めるには、まだ青すぎた。
「今なら、わかるんだけどな」の「今」っていつなんだろう。(1話から見てるとどうやら、死に間際の回想だけど)

しかし…雪穂「だまされる方が悪いのよ」→亮司、観葉植物を投げ付ける、のシーン。あのシーンのやまだの表情が、言葉では言い表せない。予告の「しんで」の一言も、淡々としててこわい。
とりあえず、原作どおりに進むなら来週、ついにあの人が殺されるわけだけども。

内容がつらいので、あまり今回は長文書けない。(書かなくてもよいか)
短文つっこみ。

・タイトルバックはいままで、太陽だったのに今回から青ざめた月というのが、新たなステージに入った、という感じがする。この製作スタッフの特徴ですよね。タイトルバックにすら意味をもたせるところは。
・亮司と友彦のシーンはオアシスです。せめて友彦には不幸になってほしくないなあと心底から願う。
・江利子、をプロデュース。のシーンはなかったか…。でも、男ができてメガネ→コンタクト、とか、微妙なファッションセンスとかは、なんかリアル。
・「うっせんだよババア、ちょームカツク」この台詞に「萌え」を感じるとは(笑)
・笹垣が礼子にカウンセリングのパンフを渡す小芝居がきんぱちチック(同じ武田鉄矢だってば)。
・今回も松浦はやってくれました。亮司が自分を通さないで榎本の仕事を受けたと聞いて怒鳴り込むところ。「榎本は松浦さんより俺を信頼してるみたいだよ」と言われて「おぼえてやがれ後悔すんなよ(意訳)」というところに、小物感たっぷり。で、雪穂を昔の写真で恐喝しようとしたら、逆に雪穂に利用される始末。「あんた最悪のガキだね」といいつつホテルにGO。だけど途中で泣き出されて「めんどくさいねぇ」と出てきてしまう。このドラマの登場人物の中では、ある意味一番、行動原理がはっきりしてる。
・今週(そして来週?)の裏主役は、実は七味デカこと古賀刑事だと思います。奥さんが笹垣に言った、「親心は良心じゃなくて本能みたいなもの」という言葉が今回一番に残っている。以前、原作亮司と雪穂の繋がりは「本能的なもの」と書いたせいかも。そして、古賀刑事の家族エピが、いかにも「死にますよこの人」という感じがして嫌だ…
・原作の探偵の今枝の役割は、古賀と篠塚に割り振られたような。今はまだ、笹垣だけが亮司と雪穂を執拗に追ってるだけだけど、今回の江利子の事件で篠塚が黙っているとは思えない。
・とりあえず、なんでもかんでも川に捨てるのはやめてください。
・奈美江さんの観葉植物がー! またひとつ、亮司の良心(いや全て捨てたはずなんですが)が壊れてしまいました。
・えーと、投げ付けた後の亮司の表情もさることながら、その後の座り込んだときの疲弊感ときたら何かに憑かれてるとしか思えんよ。

次回予告で気になるところ
・最初にも書いたけど「しんで」
・松浦が誰か刺してるっぽい(やはり…あの人か)
・笹垣が誰かを殴ってる(部屋の雰囲気から考えると…友彦?)

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2006年2月 9日 (木)

騙される方が悪いのよ

このエントリは、5話の感想ではなく(それも含んでるけど)「ドラマの白夜行」の脚本(5話めまで)についての素人雑感です。


「騙される方が悪いのよ」

5話で、雪穂が亮司の元を去るときに最後に残したこの言葉、もちろんドラマ中での登場人物の台詞には違いないのだけど、同時に脚本家からの挑戦だと思ったのは考え過ぎだろうか。多分、考え過ぎ。

私が「白夜行」がドラマになると知ったときのエントリでは、「ドラマのセカチュー書いた森下佳子の伏線張りと最終回のどんでん返しが忘れられないので期待する」と書いたのですが、今日、確信した。

この脚本家、かなりの確信犯(あえてこの言葉を使う)だ。

うっすらとそう思いはじめたのは、3話で亮司が雪穂に怒鳴った「バカ女!」あたりから。
4話の奈美江が亮司に言った「リョウってMなんだ?」とか、
今回、亮司が雪穂にいった「おまえ病院にいけよ」とか、雪穂が亮司に言った「結局あんたが全部選んだことじゃない」(5話見た興奮状態で書いてるので台詞の正確なニュアンスは違うかも)
この台詞、視聴者がドラマを見ながら思ったことを登場人物に言わせてるよな…と思った瞬間、あっ!と思ったわけです。
わざと、視聴者がそう思うように仕向けていたんじゃなかろうか、と。
そして、私は単純なのでまんまとその罠に自ら飛び込んでいたようだ…。まさに釣られ放題だよ私。

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2006年2月 8日 (水)

チョコレート話

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リンツのエクセレンス・99%カカオチョコです。
はっきり言って、中途半端な気持ちで手を出すと後悔します。
後ろの注意書きに,

「まず、エクセレンス70%カカオから食べ始め、次に85%カカオというようにカカオ含有率の高いチョコレートの味覚に慣れてから召し上がることをお勧めします。」

とあるように、初心者に99%は危険すぎます。
私は、そんな裏書きがあることにも気付かず、「中途半端はよくない!」と豪語し購入したら…、もうね、言葉になんないよこれは。

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2006年2月 5日 (日)

白夜行を見た(4話め)

とりあえずカテゴリをつくるまでになってしまった…

前々からとうっすら感じていたのだけど、今回ではっきりしたことがある。
・ドラマだと亮司サイドのエピソードの方が見応えがある。役者陣のせいか。でも内容的にはやはり雪穂がダーク化した方が恐ろしい。
・山田綾瀬の組み合わせ自体はすごく好きなのだけど、このドラマに限っていえば、一緒のシーンになると何故かテンションが下がる。

1番目のはともかくとして、2番目のはやばいなあ。
いや、流れを無視してシーンだけを取り出して見た場合だと「萌える」んだけど、1時間という流れでドラマを見てくと、なんか「?」という気持ちになってしまう。
でも、今回の「すれ違った際に紙袋を渡す」シーンや、3話目の「亮司の部屋に入る雪穂のスローモーション」なんかはかなりゾクゾクしたので、やっぱり期待しちゃうんだな。

あと、演出とかに詳しいわけではないけど、今回くらいあっさり系の方が私はスキです。
BGMも2話よりは控えめだったし、一応、山田の声も聞き取れたし(笑)←これ最重要

あと関係ないですけど、「時効警察」を見てるとついこのドラマを思い出してしまいます。
特に昨日は、「時効過ぎても罪は罪」みたいな台詞がでてきたから…

今回、異常に長くなってしまったのです。


で、まあ今回思ったことは。
亮司は松浦の生き方を踏襲していくんじゃないかな、と感じた。2話あたりから山田孝之の演技は渡部篤郎に似てきている、と思ったんだけど、もしかしたら、そこまで考えていたりする…のか?気のせい?
友彦や奈美江を偽造カード作りの道に引き込むためにとった方法は、まんま自分が松浦にされてたことだしね。友彦の場合は、「まさか死体と…」ということで懐柔し、奈美江の場合は男子高生との売春の場にいたことをバラされたくなければ、と。そして、亮司は「隙を見せたやつが負けなんだ」と言うんだけど、むしろこちらの言葉の方が彼女の心を動かした(まあ、犯罪だけども)、ということがあとでわかる。

そして、亮司と友彦と奈美江の奇妙な共犯関係ができあがる。
この3人の関係をもっと見たかったな。
カード偽造、という犯罪で結びついている3人だけども、一緒にいるシーンなんかはちょっとだけほっとできた。亮司の部屋が殺風景だからと窓際に観葉植物を置き、好きなタイプを聞いて「リョウってMなんだ?(そのとおりだ!と思わずうなづいたよ)」と言う奈美江、亮司と奈美江が妙に仲がいいことに嫉妬し、亮司が自分のことを何にも話してくれないことを寂しがる友彦(トイレが近い)、もしかしてこの2人に情が移ってる?と思わせる亮司(だいぶ小悪党になっている)。
あ、なんかやっぱりこの関係も松浦と亮司の関係に似ている。こっちはもっと打算的だけどね。
つまり、この2人の関係が終了するときも、今回のように最後は亮司が裏切る、のかなあ?
今のヘタレ亮司(それでも2・3話に比べればかなり壊れているけど)からは予測もつかない。っていうか榎本が部屋にやってきたときに真っ先に隠れたり奈美江を売ったりするような、裏社会で飄々と生きてるような松浦を出し抜けるのか??
まあ、これは私の妄想なのだけど、松浦と亮司は疑似父子関係なわけですよ。歪んでるけど。
亮司は実の父親を殺害してしまったけれど、もしかしたらいずれ、疑似父である松浦も殺しちゃうんかな(原作だとほぼ確実なのだけど)。ある種のエディプス・コンプレックス?なのか。

話はドラマに戻るけれど、そんな奇妙な3人の共犯関係にも終わりがきてしまった。
ある日、亮司の元にヤクザの榎本がやってきて、奈美江の居場所を教えろと脅す。
友彦がたまたま食堂で見たニュースで、奈美江と同じ銀行で働いている男が殺されたことが伝えられる。奈美江が密かに榎本の口座に不正送金していることに気付いた上司が、当事者であると知らずに奈美江に相談を持ちかけ、奈美江が榎本に相談したからだ。
しかも、奈美江は密かに自分用の秘密口座を5つもっており、そこにも2000万、不正送金していたという。奈美江を逃がすためにいろいろ手配する、という亮司は友彦に、ホテルに潜伏中の奈美江の身の回りの世話をしろと言って部屋をでていった。
昔、男に騙されて財産を盗られてしまった経験を友彦に話す奈美江。亮司が言った「隙を見せる奴が悪い」ということを昔の男に言われ、自分は男に騙されてばかりだと自嘲する奈美江に、友彦が「俺たちは仲間だから」と言うところは、なんか悲しかった。友彦はいい奴すぎる。(まあ、偽造カード作りを楽しんでいるような無邪気な奴だしな)
その頃、亮司は榎本たちに暴行されていた。榎本たちが帰ったあと隠れていた松浦が、榎本たちに奈美江を売ったことを亮司に伝える。この逃げっぷりや強い者に媚びへつらいっぷりがたまらないよ松浦。
「だっておまえが捕まったら困る人いるんじゃないの?」
と、「風と共に去りぬ」をパラパラめくる松浦がやばい。雪穂とのこともとっくに勘付かれていたのか?もしかして。

ここで捕まるわけにはいかない亮司は、奈美江を陥れる工作に協力することになる。
奈美江の持ってきた観葉植物を見ながら、彼女の面影を思い出す亮司は、雪穂に会いたくてたまらなくなる。今まで必死に我慢してきたけれど、雪穂の顔を見れば吹っ切れる…と思って。
そんなギリギリな状態のストーカー亮司が見たものは、ソシアルダンス部のOB篠塚一成(原書で「風と共に去りぬ」を読む御曹子)に恋する雪穂だった…。

亮司にとって、雪穂は「黒い女神」だったんじゃないかな。幼い頃に自分の分の罪まで被って母親と死のうとし、3話の教会破壊シーンで、亮司は神にではなく唐沢雪穂に強くなることを誓い、自分が世間的に死ぬことになったときでも「リョウはここにいるじゃない」と言ってくれた女神が、目の前でただの恋する女に成り下がったわけで。
雪穂の気持ちが別の男に向いていると悟ったときの、亮司の目から光が消えた表情に背筋が凍りますよ。予告であのシーンを見たとき「また泣くのか!」と思ったけど、明らかにいままでのヘタレ泣きじゃなかったんだな…。血の涙のようでしたよ。

雪穂を傷つけてやろうと思った。

ダーク亮司を熱望していた私ですが、まさかこんな形で発動するとは思わなかったですよ。
なるべく雪穂に負担をかけたくなくて、雪穂から電話が来ても「心配しないで」と言っていた亮司が、雪穂を奈美江殺しの計画に協力させようとする。亮司は死亡届偽装といい、なんでこうも振り幅が極端なんだ?

奈美江を潜伏先である名古屋へと送るその日。「2人に助けられた命だから」と亮司と友彦を抱きしめて涙を流す奈美江。その言葉に何かを思う亮司。
友彦に車を回しておいて、と言い残し、紙袋を持って歩いていく。
向かいから黒いコートを着た雪穂がやってくる。
すれ違いざま、紙袋を雪穂に渡し、何事もなかったようにお互い歩いていくこのシーンは、「これだ! これなんだよ!」って思った人も多いかと。私もですが。あの乾いて張りつめた空気がたまらない。

ところで、しばらくは「換気扇の点検でーす」がトラウマになりそうだ。
なんで奈美江はあっさりと部屋の扉を開けたんだろう?と考えたのだけど、亮司に「協力者が来るときはこう言うから」とでも言われたのか? あまりにも無防備すぎでないかなあ、と思った次第です。確かに自分でも確かに騙されてばかりと言っていたけど…。

名古屋のウィークリーマンションで奈美江が殺された事件のニュース見ている者たちがいた。
友彦は友人たちと定食屋?で食事をしていた。
笹垣は、防犯カメラにうつっていた「西口奈美江」の後ろ姿に、何かを感じていた。
そして、雪穂は…

亮司と落ち合ったホテルの一室でそのニュースを見ていた。
「これって結構あたしもやばくない? 榎本って信用できるの?」と言う雪穂に、亮司は金を数えながら、「信じるから裏切られるんだ」と。自分のことを言ってるみたいですよ。
そりゃもう思わず嫌みったらしく「ペーパーバックは読み終わった?」と言いたくなるさ。
いつの間にか携帯持ってて、しかも自分といるときにかかってきたら、嫌でも雪穂の後ろに自分の知らない世界を感じてしまうよ。自分には雪穂しかいないのに。

ブチ切れした亮司が雪穂をベッドに押し倒して「おまえだけ一抜けは許さねえからな」と切れたところは先週とは明らかに立場逆転!とか思ったのに、雪穂に「リョウには嘘つきたくない」と返されて、「俺しかいないって言ったじゃない…!」で、またいつものヘタレ君に戻ってしまいました…
そんな亮司に雪穂は更に追い打ちをかけちゃう。

「理屈じゃないんだもん…! 仕方ないじゃない…なんとかしてよ…」

この台詞はまさに理屈抜きに共感してしまう人もいるかと思います。私もですが。(これについては深くは書きません)
なんとかしてよ、でベッドシーンかよ! と思ったけど、ほら、リョウちゃんてば振り幅でかすぎるからさぁ(松浦口調)

件のベッドシーンですが、とりあえず何に一番ぶっとんだかというと、
雪穂の「あったかいね」という台詞と(非常にこう、いろいろと含むものを感じる)、胸毛(予測していたけど実際に見ると相当なものです)。
しかし、最後のナレーションにあったように、あの日と同じ雨、ということを思い出していた亮司と、その亮司をじっと見てる雪穂が気になって仕方ありません。

私的次回の見どころ
・今回、「わししかあの2人の横っ面をひっぱたいてやれるのはおらん」と言ったら古賀に「2人とも父親なくしてますからね…」と言われて複雑な笹垣の今後。(今回、笹垣度が足らない!と思った…「風と共に去りぬ」見ただけで疑われたらかないませんが)
・雨にうたれて歩く江利子を見つけた篠塚カッシー、この2人の行方(悲しすぎる)
・松浦が友彦につかみかかってる!

あと、全然関係ないですけど、堤幸彦に渡部×山田のドラマか映画を撮ってほしいなあ、と思いました。

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再放送中「青い鳥」

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/aoitori/index-j.html

今、北海道で再放送されています。
録画して見ているのですが(1日2話ずつ放映されてる)、今さらながらため息がでます。
まだ2話めまでしか見てないのですが、画面から色気を感じる。
タイトルバック(主題歌globe「Wanderin' Destiny」)のトヨエツには、これぞ男の色気!というのを見せつけられていますよ…

1話めラスト。雨の中で出会う理森(トヨエツ)とかほり(夏川結衣)のシーンがせつなく美しい。
一応、以前このドラマを見ていたのでこの2人の結末を知っているだけに。

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2006年2月 3日 (金)

今さら感がつよい

http://www.oricon.co.jp/news/ranking/11075/

とりあえず、アジカンはメガネはかけているけどメガネバンドとは認めていない(私の中では)

いいメガネバンドをひきつづき募集中です。
なんで解散してたんだよsoulsberryよ…

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2006年2月 2日 (木)

私的「白夜行」の読み方(ネタバレ)

そろそろ自分の中で、ちゃんと原作の読み方とドラマの見方を整理しておきたいと思ったので、ここから先は「ちらしの裏」です。毎度のことながら。
私自身は、どちらも好きですが、やっぱりここで頭の中身を文章にすることで、すっきり、明日以降のドラマの展開も楽しみたいわけです。


最初にドラマ化が決まったときに「純愛?ハァ?」と思ったのは、私は亮司と雪穂の関係は「共生関係」だからだと思っているから、と書きました。
その「共生関係」って、じゃあ、どういうこと?とずっと考えていて、自分の中でひとつの結論(現時点で)が見いだせたような気がする。
「共生関係」という言葉の響きには、人間的な感情のつながりというより、もっと本能的な繋がりを感じる。たぶん、それは物語の中で笹垣が2人の関係を「エビとハゼ」に例えた影響も大きいのだが。

これは私の勝手な思い込みなのだけど、小説「白夜行」というのは、文章で書かれた数式のようなイメージなんだよな(とりあえず、最近になって東野氏が理数系出身であることを知ったので、その影響もあるかと)。私は理数系はさっぱりだけども、なんとなく数式を見て美しいと感じる気持ちはわからないでもない。いや、ちょっと違う?
それはおいといて、そういう数式のような世界において、亮司と雪穂というのは、ひどく本能的な存在に見える。果たしてこの2人がめざしたところというのは同じものかどうかはわからないけれども、はっきりと言えるのは、互いを脅かす存在を排除している(という推理が成り立つ)、それだけ。
これって、究極的には生存本能そのもの、ってことじゃない? と私は思うわけです。
笹垣は、この関係を「エビとハゼ」に例えた、けれど、実際には雪穂は表向き成功者としての道を歩み、亮司はひたすら影に徹した。それって対等な共存関係なのか? という疑問も当然あって、そこで私が思ったのは、「宿主・寄生」の関係。

宿主wikipedia
寄生wikipedia
共生wikipedia

宿主の項目のところに
宿主 (しゅくしゅ)あるいは 寄主 (きしゅ)とは、 寄生虫 や菌類等が 寄生 、又は共生する相手の生物 。寄生する生物は宿主に害を及ぼさないものが多い。これは、宿主が死んでしまうと寄生している生物も死んでしまうからである。
ここを見て、なんか亮司と雪穂みたいだなあ、と思った。
物語が進むにつれて、雪穂の成功とひきかえにどんどん堕ちていく亮司の姿は、ちょうど冬虫夏草に似てなくもない。笹垣もまた、「悪の花を咲かせてしまった(またうろ覚え)」みたいなことを言うし。
あと、梶井基次郎の「桜の樹の下には死体が埋まってる」というのにも似ている(うろ覚えばっかり)。

雪穂は亮司を食らい尽くしてしまった。

私は、そう読んだ。
宿主を失った雪穂がこれからどう生きていくのかは、わからないけれども。
(※「幻夜」は未読)

とりあえず、思ったこと全てを文章にはできていないけど、なんとなく自分が原作をどう読んでいたか、その方向性はわかった気がする。

で、ドラマの純愛?路線を自分の中ですんなりと受け入れてしまっているのは、たぶん、私の中では「純愛と本能」というのがどっかで繋がってたからなんだな。
理屈じゃなくて、単純に必要だったから、みたいな。
利用し利用される、というのは多分、あの2人の間にはないんじゃないかな、と思うのです。端から見てる分にはそういうふうにしか見えないけど。

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