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2006年1月21日 (土)

白夜行を見た(2話)

1回目が2時間だったせいか、2回目の今日はやたらと短く感じました。
流石に毎週2時間は無理でしょうけど、本音を言えば今日も2時間やってほしかったかもしれない。それぐらい密度のある1時間だった。
あと、このドラマの舞台設定がなんか好きだな。
高い煙突から煙がたなびく、無国籍風味で乾燥した、乱雑な街。(実際に撮影している場所の事ではなくて、あくまでもこのドラマだけでのイメージです)
あの煙突からたなびく煙や炎がいいんだなあ。


ここからネタバレ


思い付くまま。


今回は、7年後の2人がそれぞれ追いつめられて、そして再会する話です。
転勤になったはずの笹垣が現れて動揺する亮司。
過去のことで学校で嫌がらせにあう雪穂。(この学校での嫌がらせが昔見た『人間・失格』ぽい。)
しかし、冒頭(1回めラスト)の笹垣と亮司の対峙シーンは何度見てもゾクゾクとする。亮司が去った後に笹垣がこちらを振り向いたけど、見てる私が心臓とまりそうだった…。(もはや恐怖の対象)
そして亮司は、事件の第一発見者の菊池という男から、父親と雪穂があの工事中のビルに入っていく写真を見せられます。見ず知らずの他人として生きていくつもりだったのに、思いもかけぬところから接点が浮かび上がるのを恐れる亮司が、夜の川辺であのハサミをしゃきしゃきさせながら「殺そうかな…」とか呟いてるところ。
あのシーン、じわじわとくる。あのなげやりっぷりがいい。ハサミの音が恐い。
しかし雨が降ってきて、「なんでおれひとりなんだよ」(予告でやってたシーンですね)と叫ぶシーンは、ちょっと電車男(映画)だと思いました…。

それにしても、思いきった性格付けだなあ。
亮司があそこまでヘタレだと誰が想像できたであろうか。(特に雪穂と一緒のシーン)
しかし、考えてみれば原作だと第三者視点だから「どういう奴」ってのは語り手の視点でしかなく、その語り手の視点を通してみた亮司は、小さい頃からどこか冷めた雰囲気を持ち、冷徹に物事をすすめていく…、だいたいこんな感じの人物像を読んだ時に抱いたんですけどね。
でも、私は「ま、いいんじゃね?」と思いました。原作のイメージのままで映像化された作品は、私の中には存在しえないものなので。
…まあ、本音を言えばもうちょっとドライな感じがほしいなあ…(川辺での「殺そうかな…」くらい)
予告を見た感じだと来週から徐々に…って感じかな? 一見ヘタレがダーク面に堕ちていくのが恐い(ダースベイダー?)。ちなみに、私はヘタレ亮司は嫌いじゃない…(笑)

亮司と雪穂の画策した、「藤村都子偽装レイプ事件」。
映像で見せられるとやっぱり…やだな…。でも、冷静に見ると、この計画は穴だらけというか、運任せくさくないですか?
菊池がタイタニックを大人しく見るような奴かどうか調べたのか、とか、いやそもそも亮司がチケット渡していいのか? とか、藤村都子が偽ラブレターでほいほいひとりであんな場所に行くのか? とか思ってしまったのですが。
でも、亮司が言うように「こういうことばっかりうまくいく」のかも知れません。
しかし、「時効がすぎたら2人で太陽の下を手をつないで歩く」のが夢だというのに、やることがエグいよこの2人。かつて、自分たちが苦しむ原因となったことをそのまま、他人にくだすなんて。
それが一番、口封じに効果的だってことを知ってるからだろうけど…。
(亮司が事件をひた隠しにしたい理由は、父親が雪穂にしたことを公にしたくないからだし)

今はまだ、雪穂の夢は純粋に「時効がすぎたら2人で太陽の下を手をつないで歩く」ことだけど、それがいつしか変わってしまうんじゃないかなあ、という気がする。
1話の冒頭で、雪穂が亮司に「なんでそんなことしたのよー!」と詰め寄るシーン、最初はすごく違和感あったんですけど、今回の雪穂の言葉でなんとなくつながりました。そうか、時効成立まであの事件を隠すつもりだったのに、「そんなこと」をしてしまったら、それが明るみにでてしまったら、2人一緒に「その日(2006年11月11日)」を迎えられないもんな。

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