電車男(映画・ネタバレ)
なんだかもう今さら感が漂いつつある時期ですが、自己満足的に。
映画の電車男…2時間ドラマで十分じゃないか?という意見もよく見るけど、むしろ大勢で笑って見る方がずっと楽しい。それはどの映画にも言えることだけど、電車男の場合は特にそうかな。気軽に見れる映画(最近の『純愛もの』にありがちな誰かが死んだり、とか、誰かが傷ついたり、という展開がない)っていいよ。ちょっと幸せになれる感じ。
実を言うと、私が電車男のまとめサイトを知ったのはちょうど昨年の今頃で、2chのドラマセカチュースレに、「電車男=山田孝之、エルメス=綾瀬はるかで見たい」な感じの書き込みと一緒にまとめサイトが貼られてたのがきっかけだった。
そんなわけで、最初から電車男が山田孝之なのは自分の中では確定事項だったので、実際に配役が発表されてもそんな違和感を感じなかった。むしろ「イケメンすぎ」などの意見のほうが個人的には新鮮に思った。
そもそも「おたく」に対するイメージって人それぞれだしなあ。
映画の電車のヲタポイントは、「かっこよくなったのにイケてない」…イケてない電車が必死なところに、思わず応援したくなるのです。
最初のデートの会話なんて、クリエに入れた「大人の会話集」?みたいなものに頼ってるし(そのおかげで笑いポイント「家は何へーべーですか?」が生まれたんだけど)。
しかも告白シーンのキモさは、正直、目をそらしたくなる勢い。でも、「ずっとひとりでいいやと思ってました」と自分の本心を語る電車に心わし掴みされました。
おそらく職場でも家でも(描かれていないけどたぶん、子供の頃からずっと)、人と関わることを怖がっていた電車がはじめて「すっと一緒にいたいです」と思ったのがエルメスなわけで…そりゃあ女神みたいな描き方になるのも当然ですよ。
中谷美紀のエルメスがまた、ほんとに「こんな女いるのか」と思うようなキャラなんだけど、実はものすごく必死な人だなあと思った。お嬢様な出で立ちや言動でうまーく「必死感」が隠れてるけど。でも、電車が好きなんだな、っていうのはなんとなく伝わってきた。でなきゃあんなに必死になんないよなあ。
全体的にテンポのいいところと独特の間が好み。
スレ住人はドラマと比べれば人数は少ないけれど、それぞれにちゃんとキャラクターがはっきりしてて、この人なら確かにこう言う(書き込み)するな、って納得。個人的には引きこもり役の瑛太がはまり役だなと思った。佐々木蔵之介のめがねリーマンも(メガネずきです)
2ch用語とかは個人的に思ってたよりは少なかったような気もするけど、もしかしたら気のせいかもしれない。
「くぁwせdrftgyふじこlp;@」には感動すら覚えた。それからいわゆる「毒男たちが後ろから撃たれる」シーン、私はスレまとめサイトを見ていたので笑ってしまった。…ちと恥ずかしい。(そのとき、たまたま隣にいた人も笑っていたので救われました…)
ひきこもり瑛太(役名「ひろふみ」)の、最初は冷めた目でスレの流れを見てたくせに、落ち込んだ電車に「ふざけんな!」とキレたシーンになぜかわからないけど涙腺崩壊。たぶん、あの住人の中で一番電車に近かったのは彼だと思った。
最後、ひろふみが、部屋から出てバスに乗ってどこかに向かうシーンの桜並木がとても綺麗だった。
ひろふみだけじゃなくて、ほかの住人もちょっと変化していくところもよかった。
・映画を見て自分がヲタだなと思った瞬間
その1:電車男の部屋にあるフィギュアや漫画がだいたいわかってしまったこと
その2:エルメスんちの「Macintosh classicII」、電車が言う前に反応してしまったこと
そも3:佐々木蔵之介がビールを飲んでたときに、ちゃんと商品名を観客側に見せていたのに関心したこと(それはヲタと関係ないんじゃ)
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